新ミレニアムのスタートを飾る全米のスーパースターはなんと身長7.5�B。なんでもできるフルデジタ
ルマウスだった。彼の名は「スチュアート」。映画製作者は言う。「このスチューアートリトルでや
った事は5年前には不可能だった」と。デジタルギ技術が日々目覚ましい進歩を遂げているとはいえ、
この二本足で歩くネズミを作りだす作業はとんでもなく大変な作業だった。スチュアートの頭には
30万本以上の毛が描かれ、彼の着ている衣装は人間が着用している時と同様にしわがよったりという
様な風合いを出さなければならなかった。さらに苦労した事は、この作品のもう一人の主役というべき
猫達に演技をつける事だった。この猫達に演技をつけるトレーナー達の悩みの種はスチューアートの
天敵であるペルシャ猫のスノーベルとスチュアートとのやりとりだった。何故なら天敵同士なのに、
スチュアートはそこに居ないのだから。このような猫達の名演技の裏に隠れたスタッフの並々ならぬ
苦労など映画製作の舞台裏ものぞきながら、今夏公開の「スチューアートリトル」の見どころをたっぷり
紹介する。
※「スチューアートリトル」東宝洋画系にて夏休みロードショー