誰もが「ドラえもん」がいたらいいな、と一度は願った事があるのでは?この「ドラえもん」の夢の道具の数々も現代科学の力で実現されてきつつある。その夢の道具の一つ、空中に絵や文字が描ける「空気クレヨン」が今回完成した。名付けて「空気ペン」この「空気ペン」はウェアラブルコンピュータを身に付けたユーザーがワイヤレスのペンで空中に情報を書き込むと、空中で動かしたペンの軌跡を電子的に保存されるというもの。その情報はサーバーに格納され、共有されるため、一定区域内の他のユーザーもヘッドマウントディスプレイを通
して、その情報を見ることができる。この技術を使えば本物のはり紙や看板を同じように掲示板、道案内、広告など景観を壊すことなく利用できる。現代のハイテク手品ともいえる空気ペンを紹介する。
取材先:玉川大学工学部 電子工学科 助教授 椎尾一郎
|