2000年12月放映分

NO.035
サッパリ! スッキリ!
温泉大好き
 秋から冬にかけての行楽といえば『温泉』。風光明媚な露天風呂でのくつろぎは至高の贅沢といえるが、最近では都市近郊の温泉が人気を集めているという。『温泉法』によると、湧水の温度が25℃以上で、かつ、一定の鉱物を含んでいれば『温泉』と認められ、都市近郊の温泉であってもこの条件を満たしているのである。
  温泉による入浴効果として、薬効によるものや温度、水圧などによるものが挙げられる。熱い湯につかると血流が活性化されるが、心臓への過度の負担を避けるためには、次の点に気をつけなくてはならない。
 1. 湯舟につかる前に十分な『かけ湯』を行うこと。
 2. 肩までつからずに、下半身だけつかること。
 3. 38℃くらいの湯にゆっくりとつかること。
 また、温泉の薬効は千差万別だが、市販の入浴剤にも、ヒノキに含まれる芳香性物質などを添加しているものがあり、それらには薬効があるといわれている。
 さて、近郊型温泉のなかでも特に風変わりな温泉が神戸にある。阪神大震災によって出現したこの温泉は、なんと『足だけつかる』というものである。この不思議な温泉の様子や、実際の効果 などについても紹介していく。
出演者
兵庫県立リハビリセンター神経内科医長・温泉療法医 大西次郎
今回の協力先
ラスパOSAKA
カラカラテルメ
千里の湯・スパワールド
鞍馬温泉峰麓湯
神戸市長田区・足湯温泉
放送局・放送日時

12/3(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
12/16(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
12/16(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
12/16(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
12/18(月)
16:00~16:15

NO.036
病気もビックリ!
笑いのパワー
 『笑う角には福来る』という諺があるが、最近では『マネキン』まで笑い顔のものが増えてきた。ファッションの主流がカジュアルなものになり、それに合わせるようにマネキンも変化したと考えられるが、そもそも『笑い』はどうやってひきおこされるのだろうか。
 まず、笑いの元となる情報(外界からの刺激)が感覚器から脳に送られた結果 、感情の中枢が反応して『快』の感情をひき起こす。そして自律神経との間で情報の交換が始まるが、ここで意思を司る中枢が『笑ってもよいかどうか』を判断し、感情をコントロールする。この間、脳内の血流が増加するが、その様子を映像で紹介する。
 さて、『笑いは体にいい』と言われているが、その医学的な解明が近年大きく進歩してきた。例えば、笑う前と笑った後の血液を比較すると、後者の方が免疫細胞が活性化されていることが立証されている。この免疫細胞には、ガン細胞を殺す能力もあるという。また、笑う時には横隔膜が激しく動き、腹筋運動の効果 もある。これらのことを証明する映像のほか、山口県防府市に伝わる『笑い講』という神事や、アメリカで実際に『笑い』を病気の治療に用いたエピソードなどを紹介していく。
今回の協力先
志水彰(関西福祉科学大学教授)
福中道男(梨花会山梨病院院長)
長島平洋(日本笑い学会)
吉本興業
防府市観光協会
イングスうめだ
今回の商品提供
(株)ヤマトマネキン
放送局・放送日時

12/10(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
12/23(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
12/23(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
12/23(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
12/25(月)
16:00~16:15


NO.037
あんな目 こんな唇に
なりた~い!
 時代とともに女性のメイクも多様化し、最近では雑誌などでメイク特集が組まれることもしばしば。だが、メイクアップ化粧品の進歩にも、科学技術の裏づけがあるのだ。
 これまで、『落ちない口紅』というのは、時間が経つとパサつくという欠点を抱えていたが、ついに『落ちなくて、しかも潤いを保てる』口紅が開発された。その決め手は、保湿成分を含んだカプセル。これは、口紅を塗る圧力でカプセルが破れて保湿成分が溢れだし、皮膜の中で表面 をカバーして水分を逃がさないようにする、というものである。 『マスカラ』には、睫 毛に密着しやすい皮膜剤・溶剤と、睫毛を長くする微小繊維が含まれているが、溶剤の種類や配分は多種多様である。ボリュームを重視する場合、付着力を高め、厚い皮膜を形成することができる樹脂を用いている。一方、すっきりと長い睫 毛にしたい場合、薄く均一な皮膜を形成するような樹脂を配合し、繊維が一直線に並ぶようにしている。また、ブラシの形にも目的によって様々なものが用意されている。
 しかし、いくら様々なメイクアップ化粧品があっても、使う人のセンスが伴わなくてはならない。番組の最後に、メイクアップアーティストに解説していただく。
出演者 吉田あつ子(メイクアップアーティスト)
今回の協力先
資生堂
カネボウ
今回の商品提供
月刊 bea's UP
放送局・放送日時

12/17(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
1/6(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
1/6(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
1/6(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
12/31(月)
16:00~16:15

 

NO.038
遊ぼう! 学ぼう!
おもちゃの魅力
 タマゴ型のチョコレートからフィギュアが出てくる菓子が最近流行っている。こういった『食べる』ことと『遊ぶ』ことが密接に結びついたおもちゃを『食品玩具』というが、1つのメーカーだけで2万種類以上、40億個を作っているという。
 食品玩具を作るにあたって重要なことは、『小さい』『安く量産できる』といった点である。そういった制約がある中で、いかに楽しませるおもちゃを作るか、といったところがクリエイターたちの腕の見せ所である。例えば、前に進む時に角が上下に動く『カブト虫』を分解してみると、簡単な仕組みでリズミカルな動きを作り出していることがわかる。
 また、複数のおもちゃが集まった時、そのおもちゃたちは単体の時とは異なる『世界』を持つことがある。その『世界』を構築するために、そして構築した『世界』において不足している住民(おもちゃ)を補うために、新たな『おもちゃ』を買い足すことになる。食品玩具の場合、希望するおもちゃが得られるかどうかは、中を開けてみるまでわからないため、こどもたちは『当たり』が出ることを期待しながら菓子を買うのである。
 おもちゃは、こどもの知識や感情を育むひとつの道具であるが、大人になった時に、それまで解らなかった『おもしろさ』に気づくこともある。こどもにも大人にもおもしろい、そんな『おもちゃ』の魅力などを紹介していく。
今回の協力先
加藤祐三(玩具作家)
江崎グリコ
フルタ製菓
今回の商品提供
講談社
小学館
平凡社
放送局・放送日時

12/24(日)

9:00~9:15
テレビ和歌山(WTV)
1/13(土)
18:45~19:00
びわ湖放送(BBC)
1/13(土)
18:45~19:00
奈良テレビ(TVN)
1/13(土)
17:00~17:15
福井テレビ(FTB)
1/8(月)
16:00~16:15

製作・著作