社長メッセージ デジタル戦略でレジリエント力を発揮! 代表取締役社長 田中 信行

コロナを超えて!

オリンピック・パラリンピックイヤーだ!
日本人がこう意気込んだ2020年でしたが、実際は皆さんが体験されたように“新型コロナイヤー”になりました。これを読んでくださる多くの方が就職を控えた大学生だと思うのですが、キャンパスライフどころか、授業はオンライン、部活はできないしアルバイト先もなくなるという事態に直面されたのではないでしょうか?
私自身も40年間の社会人生活で初めて、「巣ごもり生活」を強いられました。
テレビ局も大変でした。ロケにも出られず番組が作れなかったのです。
ただ、報道機関としての使命は果たさなくてはなりません。感染防止に最大限の配慮をしながらコロナ禍をめぐる問題を医療、経済、社会生活とあらゆる角度からニュースを流し続けました。
不自由な環境の殻を打ち破ったのは知恵でした。
テレビ大阪は旅番組を得意としているのですが、ロケが思うようにできません。
そこで考えたのが車のドライブレコーダー。
春の薩摩路などを車で巡り「全国ご当地ドラレコ旅」として放映したところ、多くの視聴者から支持を得たのです。その他の番組でも限られたロケとかつて撮影した過去映像を組み合わせることで苦境を乗り越えました。
新型コロナウイルスもいずれは治療薬、ワクチンが開発され、これまでの暮らしに戻ることができると思います。
ただ、我々日本人は、いや人類はまた新たな困難を迎えることになるでしょう。

しなやかな復元力を

思えば、日本も世界も20世紀終盤から21世紀にかけて「想定外」の事態に苦しみ続けてきました。1995年の阪神・淡路大震災、2001年のニューヨーク・ワールドトレードセンターをはじめとする同時多発テロ、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災。ただ、そこから立ち直った個人がいて、組織があり、地域があります。それを可能にしたのはそれぞれの復元(レジリエント)力ではないでしょうか。
今回のコロナ禍にあっても我々にはそんな復元力が必要です。あえてレジリエントと申し上げたのは、その言葉にしなやかな復元力という含意があるからです。
我々、テレビ大阪もいま、しなやかに立ち上がり、またさらに発展していくために、先ほど申し上げたようにウイズ・コロナ時代に即した知恵を絞り、かつ新型コロナウイルスを正しく恐れながら、アクセルを踏み、また状況をみながらブレーキをかけて前に進んでいます。

個人としても会社としても2020年3月末から6月初旬まで、政府から緊急事態が宣言されたこともあり、本当に苦しい日々が続きました。
ただ、悪いことばかりではありませんでした。考える時間が増えたので、哲学の勉強を始め、昔の名作映画を見直しました。そしてさまざまなことを考えました。
心身ともに「次」への準備ができたように思います。

失敗、苦境から学ぶ

コロナの影響で中止、延期にしていたイベントを8月から他社に先駆けて再開しました。圧巻だったのは9月の連休中に大阪城公園で開催した全国の有名飲食店による「テレビ大阪YATAIフェス!2020」で、5日間で13万人を超える人を集めました。
営業自粛に追い込まれ、何らかの起爆剤を求めていた飲食業者の皆さん、そしてイベントを欲していた家族連れやカップルなど来場者の皆さんの気持ちが合致したからだと思います。もちろんテレビ大阪のスタッフはコロナ感染拡大防止のためにきめ細かい対策を実施しました。まさにレジリエント力だと思いました。
人は失敗を繰り返して成長するといいますし、失敗や苦難に直面した人の方が「人の心がわかる」とも言われます。思えばプロ野球で一流バッターの条件はいわゆる「3割打者」ですが、10回中7回は凡打に終わっているわけです。失敗は人生そのものであるといえます。ただ、巻き返せる人は失敗をバネにできる人です。
失敗の原因を自分で分析することも必要ですし、いつまでも失敗にこだわらない心の切り替えも大事です。
コロナ禍で大事な学生生活を台無しにされたと憤り、受験も含め失敗が多かったと時々肩を落としながらも、前に進んで行こうとしている皆さん!テレビ大阪はそんな苦難、失敗を乗り超えようとする未来志向の人材を求めています。

共にしなやかに復元、成長を!

そもそもコロナ禍とは関係なく、民放を取り巻く環境は決して生易しいものではありません。若者を中心としたテレビ離れ、インターネットの台頭による広告費の減少。数え上げればきりがありません。
我々はそうしたダウントレンドの事象も含め、もう一度テレビを輝かせたいと思っています。だからこそ、先に申し上げた工夫を凝らした番組作り、放送以外のイベント、あるいはデジタル戦略でレジリエント力を発揮したいと考えています。そしてその力がある会社だと思っています。
我々とともに自らも、会社も復元、成長したい、させたいと思っている皆さん!ぜひテレビ大阪の門をたたいてみてください。
テレビ局には皆さんが思っている以上にたくさんの仕事があります。
また、個性があります。新しい仲間と新型コロナを克服し、その先の2025年大阪・関西万博へのVICTORY ROADを歩んで行きたいと心から願っています。

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