岸和田だんじり祭2025 次世代へ襷を繋げ!

300有余年もの長い歴史と伝統を誇る岸和田だんじり祭!少子化の危機を乗り越えるべく今年も22町会が団結。祭禮三原則「自主運営」「自主規制」「自主警備」を守りながら祭の襷を次世代へ繋ぐ挑戦が始まった!今年は祭禮年番長を務める中北町のだんじりを中心に迸る祭の熱気を伝えていく。

限界を超えろ!中北町青年団
重さ約4トンのだんじりを曳くエンジン役は、若手からなる青年団。中北町の青年団を纏めるのは大手住宅メーカーにお勤めのクールな団長。だが、ひとたび祭のスイッチが入ると熱血漢に変身!団員の面々を鼓舞して精鋭集団に変えてしまう!
ラストランへ!だんじりの舵取り役前梃子のベテランに密着!
長年、コンビで中北町のだんじりの前梃子をつとめてきたベテラン二人が、今年を最後に引退する。番組では、この二人の前梃子に密着!その熟練の技とコンビネーションを紹介。さらに、若手へ前梃子の襷を繋げようとする様を追う。
史上初の試み!体験型だんじりツアー実施
「参加して良かった!祭の素晴らしさを身近で感じられた」ツアー客の参加者は興奮気味に話してくれた。祭禮三原則のもと厳格に運営していた岸和田だんじり祭では、地元関係者しか祭に参加できなかったが、祭禮長会連合会は今年から一般客が祭を体験できるツアーの試験運用に取り組んだ。これまで、だんじりと共に走れなかった人たちが、町会のサポートで地元の人でないとできなかった祭が体験できるようになったのだ。これにより、年々負担が増加していたごみ処理、警備費用、保険費用等の祭の運営経費の軽減などに繋がるとともに、すし詰め状態で炎天下の中見学しなければならなかった観光客にとっても貴重な経験が得られるようになった。