SHOWASEIKOプレゼンツ 世代を繋ぐ架け橋へ 岸和田だんじり祭2026

300有余年もの歴史を誇る岸和田だんじり祭。少子化の危機を乗り越えて、今年も22町会が団結。「自主運営」「自主規制」「自主警備」という祭禮三原則を守って祭の襷を次世代に繋ぐ挑戦が始まった。今年は祭禮年番長を務める堺町のだんじりに密着。迸る祭の熱気を伝えていく。

岸和田のだんじり曳行最大の難所、
S字カーブは、その昔
「桝形(ますがた)」と呼ばれ、
岸和田城に攻め込もうとする
敵の勢いを
鈍らせるためつくられたもの。
それだけに、ここを猛スピードで
駆け抜けるのは難しい。
岸和田城の外側と内側の
境目に位置する
堺町は、この難所Sの地元だけに、
S字攻略には絶対の自信と

誇りを持っている。
そんな堺町のだんじり曳行の

S攻略を追う。
重さおよそ4トンのだんじりを
力強く曳く
エンジン役は若手中心の青年団。
纏めるのは団員にやさしく寄り添い
頼りになる団長小藤優斗さん(28)と、
団長の同級生の幹事長、
高林直仁さん(28)。
そして、檄を飛ばして
曳き手の青年団を
鼓舞する綱元責任者・川東皇さん(23)。
二人三脚ならぬ三人六脚で
昼夜繰り返された地獄の練習を
乗り越えて、
精鋭集団をまとめていく。
大屋根の上で団扇で
曳行を指示して華麗に舞う、
だんじりの花形・大工方!
堺町で今年、屋根に乗るのは
7人の精鋭。
ほとんどが伝説の名手たちの
家族という。
大工方の父親の背中に憧れて
今年はじめて大工方デビューを果たす
川東仁さん(29)もそのひとり。

何から何まで初めての体験で、
先輩たちからのアドバイスが頼り。
だんじりの準備が終わった後、
ひとり屋根の上で感触を確かめた。
はじめて履く雪駄に
戸惑っているという。
実は、屋根の上で練習できるのは
この時だけ。
あとは各自に任せて自主練習だという。
一年目の大工方は、本番で大屋根に
登れないのが普通だというが、
果たして仁さんは?
岸和田市内を疾走する
だんじりの名場面「やりまわし」。
複数か所に設けた
カメラポジションから
迫力満点の
各町のやりまわしを
見せていく。