
|
女性躍進のヒントは何か、女性の積極的な登用が進むP&Gの取り組みを取材した。
人材活用のキーワードはダイバーシティ(=多様性)の尊重だ。 性別や人種、知識や経験といった違いを受け入れ、互いを支え合おうというもの。 去年8月、従来の兼任に代え専任ポジションが設けられ、担当マネージャーに北尾真理子さんが着任した。
北尾さんは、「ダイバーシティは経営戦略の一部。多様な顧客ニーズに対応するためには、組織にも多様性が求められている。多様な背景をもつ人々が集まることで、革新的なアイデアを生み出すことができる」と話す。
社員からのヒアリング、定期的に実施されるトレーニング、部署ごとの活動、社長をはじめとする経営陣の積極的関与など取り組みは多岐にわたる。
P&Gの取り組みに対し、和田氏は「ただ、女性を活用しようというだけではなく、女性の中にも多様な人材がいることを踏まえた取り組み」と評価し、今後、同様の動きが広がることに期待を寄せた。
|