「昨日、カナダから帰ってきてん。丸1日、時差があるから眠いねん」というのは、鶴瓶。カナダのモントリオール映画祭に鶴瓶が主演した映画「ディア・ドクター」が出品されたことで、西川監督、瑛太とともに映画祭に参加してきたという。映画祭と言えば、レッドカーペット。当然、歩くつもりでモントリオール入りした鶴瓶ら一行。ところが、現地で知ったのは、レッドカーペットは映画祭の初日と最終日にしか使わないという事実。「俺、タキシード持って来たし、ヨメもきれいな服を買って来てん。監督も瑛太もきれいな服、用意しとんねん」という鶴瓶。そこで、親しくなった映画祭の実力者に強引に頼んで、カーペットの上を歩かせてもらったという。「『“なんちゃってカーペット”しようや』って言うて、歩いてんけど、周りには人は誰一人いなくて、ハトしかいてなかった」と言いながらも満喫した様子。また、モントリオールに30年在住する鶴瓶より1つ年上の通訳者、ツノダ氏のことも話す。ちょっとした鶴瓶の独り言まで訳す真面目なツノダさんを見て、「コレを何か利用できないか?」と思った鶴瓶。そこで、舞台挨拶の途中、客席に向かって「このツノダさん、スゴイで!」と言ってみたのだとか。すると、ツノダさんは…。
また、カナダに観光に来ている日本人たちと、公園でベーグルを食べるなど、オフの時間も楽しんだ鶴瓶。その時にも、ハトが集まってきたのだとか。そんな様子を話しながら、「ディア・ドクター」は、次に韓国のプサン映画祭に出品することも決まっていることも報告。「アカデミーも行くかも…」と鶴瓶が言うと、松嶋は「アカデミーは、さすがに私も行くわ!」と急にハイテンションに。「関係ないやん!」という鶴瓶だが、松嶋の妄想は止まらず、「決めた!前から見たらミニやけど、後ろは長いスカートで…」とレッドカーペットを歩く際に着る自分の衣装を妄想し始める。
話は変わって、禅などで「無」にならないといけない状況ほど、雑念が浮かぶという話を始めた鶴瓶。「禅の途中で『ココで屁こいたらオモロイやろうな』とか、思ってしまうねん」と言うと松嶋は、「私、催眠術にかかれへんねん」と言う。同じように「無」の状態で、かかるのが催眠術だとか。松嶋と同じで、鶴瓶も催眠術にかからないタイプだという。そんな鶴瓶はデビューして間もない頃、催眠術にかからないために散々な目に遭ったこと、催眠術にかけられた先輩芸人、横山ノックの衝撃の一言などを話し始める。