この夏158cmの小さな男が、メキシコの地で前人未到の偉業に挑戦した。

プロボクサー高山勝成、31歳。彼が挑んだのは、ボクシング・メジャー4団体の制覇。
しかし当時の日本ボクシング界ではIBFとWBOを公認しておらず、日本初となる4団体制覇を成し遂げるには
国内のリングに別れを告げる必要があった。
かつて世界を2度も制した高山が異国の地で再起し、壮絶な道のりの末に決戦にたどり着くまでを独占映像でお伝えする。

出演者

高山 勝成(仲里ボクシングジム)

高山 勝成のコメント

再生する

高山勝成は、かつてボクシングで2度・世界の頂点を極めた。
しかし、日本ボクシング界では当時未公認だったIBF、WBOタイトルを獲得し、
ボクシングのメジャー4 団体制覇に挑戦する事を決意。2009年JBCに引退届を提出した。
国内リングに別れを告げて、フィリピン・セブ島でトレーニングに励む高山。
そこには過去には当たり前のようにいた多くのスタッフはおらず、
淡々と拳を磨く一人のボクサーの姿があった。
国内リングでは考えられない戦いを経て、2013年には敵地・メキシコでIBFタイトル奪取。
5年振りにJBCに復帰した高山は地元・大阪で2度の防衛に成功する。
そして今夏ボクシング王国メキシコでの王座統一戦が決定。
前人未到の4団体制覇のチャンスがようやく訪れたのだ。
彷徨い続けた拳の終着点。
孤高の挑戦を続けてきた高山が、自らの集大成と位置づける戦いに臨む。
8月9日メキシコでの運命のゴングまでに密着した。