第8回
25回目の子どもの日
~少年法の壁に挑んだ遺族たち~
2023年10月28日放送
少年に子どもを殺された遺族の会「少年犯罪被害当事者の会」代表の武るり子さんは
27年前に当時16歳の息子を少年に殺された。
当時の少年法は「誰がやったのか?」「何があったのか?」一切教えてもらえず
民事裁判で争うしか方法がなかった。
武さんたちが99年から開催し、少年法の問題点を話し合う「WiLL~もう一つの子供の日~」は
今年で25回目。
その間5回の法改正で被害者への配慮は徐々に改善され、
被害者に対する社会の意識も変わってきた。
しかし、遺族に謝罪する加害者はほとんどおらず、賠償金もほとんど払われない現実がある。
今回のWiLLは12月から始まる「被害者の声を矯正施設や刑務所の加害少年に伝える」制度がテーマ。
苦しむ被害者を減らす活動の25年に密着。