ドキュメンタリー7

毎月最終土曜  午前11時放送

第12回ATP上方番組大賞最優秀新人賞
2024年度関西写真記者協会スポーツ部門金賞

番組概要

「目立たずとも私たちの生活に多大な貢献をしている人たち」、
「社会的に弱い立場の人に寄り添い、一緒に歩む人たち」
日頃のニュース取材の中で見つけたそんな人々にスポットライトをあてた
“やさしい”ドキュメンタリー番組です。

第29回

18mの奇跡 ~希少ガンと闘う元甲子園球児~

2025年7月26日放送

まさか自分が・・・。
大阪桐蔭高校出身、4番打者として活躍した福森大翔(ふくもりひろと)さんは今、ガンと闘っている。
それも10万人に1人もしくは2人と言われる「希少ガン」。
3度の手術、8度の入院。それでも医者からは、治すことは難しいと告げられた。

妻・聖欄(せいら)さんには2度目の手術を終えた半年後、去年7月にプロポーズをした。快く受けてくれた。
数値も安定していて、完治したと思っていた。
しかし一緒に住み始めた3日後、ガンの転移が発覚。
泣きながら謝った。それでも妻になって、共に闘うと言ってくれた。
一時退院した去年12月に入籍したばかり。29歳。まだ生きたい。

日本で保険適応外の薬や治療、海外の抗がん剤ならなにか新たな可能性があるかもしれない。
それに挑戦する資金を集めるため、すがる思いでクラウドファンディングを始めた。
すると、それがきっかけでプロ野球、プレ始球式の提案が。

3万人が集まる京セラドームのオリックス戦。
福森さんがプレ始球式に臨むその日、球場で待っていたのは、大阪桐蔭の同級生、森友哉選手。
抗がん剤の副作用もある中、福森さんは新たな目標に向かって動き出す。
森選手と交わした「マウンドからホームへ、ボールを届かせる」という約束を守るために。

ホームまでの距離およそ18m。仲間たちと、将来への思いを乗せた一球は…。
『最後は勝つ!』福森さんを取り巻く、みんなが繋いだ奇跡の物語。
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