哲宗が屏風のある部屋へ侵入した翌朝、今日こそは王宮へ戻ると意気込むボンファンと、王妃の実家にとどまって帳簿を探し出すと心に誓う哲宗。その頃、王宮では王妃の料理が恋しい大王大妃がお腹をすかせて待っていた。そんな姉のためにジャグンは王妃の調理法を水剌間の者に伝授させると約束する。一方、ビョンインは禁衛営の兵の素性を調べるため、義禁府の兵を連れて前触れもなしに禁衛営へと乗り込み家捜しを始める。
王妃の実家を案内される中、庭の井戸を見て動揺する哲宗。そんな哲宗と井戸を見て、ボンファンにも哲宗とソヨン、ファジンが関わる子供の頃の記憶がよみがえる。そこへファジンが現れ、2人になったボンファンは真実を王に打ち明けるようファジンに伝える。現代の知識で哲宗の境遇を知るボンファンはソヨンの記憶も相まって哀れに感じて切なくなる。そこへ義禁府を率いてビョンインが現れ、挑戦的な態度のビョンインに哲宗は…。
ソヨンの実家で目を覚ましたボンファンは、元の時代に戻れなかったことに落胆するが体が動くことにほっとする。そして実家でのソヨンの待遇に戸惑う中、ふいにソヨンの幼少期の思い出がよみがえり更に混乱することになる。一方不正の証拠を探す哲宗は、王妃が目覚めたと聞き不正の証拠となる帳簿を探すべく、見舞いを口実に王妃の元を訪ねることにする。ビョンインはソヨンの父にも刺客の布について知らないかと確認するが…。
気を失って倒れ、現代に戻ってきてしまったボンファン。やっと元の世界に戻れたと喜んだものの、ボンファン自身の体は病院のベッドで植物状態になっていて動くことができない。その頃、ボンファンの魂が抜けた王妃ソヨンもまた尸厥(しけつ)という植物状態に陥っていた。父で朝廷の実力者キム・ジャグンから、王妃を呪ったのは大妃と宜嬪であると聞かされたビョンインは、義禁府の兵を率いて大妃の元へと向かうが…。
王妃を襲った刺客を追うビョンインは、志願して義禁府の判事に。任命の場で外部の危機よりも内部の危機のほうが危険だと断言し、哲宗を非難する。そしてチョ一族は自殺願望があることを根拠に、王妃の廃位を求める。この窮地を脱するためにボンファンは自害を企てたという発言は王と宜嬪を救うための嘘だったと、担ぎ手を使い王宮中に噂を広める。ボンファンはこの噂によりファジンからの評価も上がると期待するが…。