Angler アングラー

Profile プロフィール
廣岡保貴(ひろおかやすたか)
10歳の頃から始めたアユ友釣りで、日高川・龍神地区では、弟の昭典さんらと自転車で走り回り、アユ釣りを追う姿が当時のアユ釣り師にも「チャリンコ軍団」として親しまれていた。その後、4兄弟でアユ釣りに没頭すると、地元はもとより、全国的に兄弟トーナメンターとして知られるようになる。泳がせ釣り&上飛ばしでの釣りを追求し、全国大会でも上位入賞の常連として名を馳せる。

Profile プロフィール
谷口輝生(やぐちてるゆき)
京都市在住で若い頃から親子でのアユトーナメントに参加し、20代にして、2005年度開催の「G杯争奪全日本アユ釣り選手権」でアユ競技会の頂点に立つ。以降も精力的にトーナメントに参加し、上位入賞も多々。トロ場の泳がせから急流での引き釣り、チャラ瀬など、どんな釣り場もオールマイティーにこなす実力派。パターンにハマった時の入れ掛かり状態は圧巻。
Tackle タックル
がま鮎 競技GTI Ⅱ(プロト)
コストパフォーマンスの良さと、徹底してアユ釣りの競技会に向けた性能を追求して好評を博していた「がま鮎・競技GTI」シリーズが2023年シーズンに向け、「がま鮎・競技GTI・Ⅱ」として登場する。特徴としては、各状況に合わせてラインアップそれぞれに、幅広く状況対応できるため、竿を変えずに刻々と変化する小さな状況に対応させることができる。そのメリットは継承しながらも、さらに機能を洗練させたニューロッドとして登場する。どのような竿に仕上がっているのかは、番組内で名手たちが実践して見せてくれる。
G-HARD V2 快
早掛け用の鈎に求められる特徴である、ショートでストレート鈎先による刺さり込みの速さと深さ。その欲しい機能を両立させたのが「G-HARD・V2・快」。キープ力を高めるためにやや、鈎先を内に向けた設計。また、不意の大型アユが掛かっても対応できる中軸仕様も幅広い状況対応を助けてくれる。6~7.5号の4サイズがラインアップされている。
T1要R
初期から終盤の大型アユまでを網羅できるよう設計されたのが「T1要R」だ。入れ掛かりの最中にバラシでペースを乱すことなく、掛け続けられるよう、掛かりの良さとキープ率を追求した。初期の小型アユから、終盤の25cm級まで6.5~8.5号の5号数がラインアップされている。
Target ターゲット

アユ
日本を代表する淡水魚が今回のターゲットのアユ。日本を中心に東アジア一帯に生息する。秋に川で生まれた稚アユは、海へと下り、翌年の春に川へと遡上する。仔稚魚の頃はプランクトンなどを常食し、川に遡上してからは岩に付く藻類を主食とするようになる。石に付く藻類を食べることから、質の良い石の周辺を自らの縄張りとし、侵入者に激しく攻撃を仕掛ける。この習性を利用したのが友釣りだ。1年で一生を終えるため、解禁当初の若いアユから盛期のアユ、産卵を意識した終盤のアユと、季節の進行に伴って、その大きさや味も変わる。また、各河川に繁茂する藻類を食べるため、川によって食味も随分とかわり、アユの味を競うイベントも各地で行われている。
Field フィールド
和歌山・日高川 龍神地区
和歌山・日高川の釣り場は椿山ダムを境に下流と上流に分かれ、河川の様相もずいぶんと変わる。下流部は川幅の広い押しの強いポイントが多く、海からの遡上アユも多い。ダム上流部、特に今回竿を出した龍神地区は水の清らかさもさることながら、川幅が狭いエリアが多く、渓谷のような小河川の支流もあり、放流アユがメインの釣り場となる。釣れるアユも非常に美味と定評がある。また、和歌山の主要河川では早期解禁として、近年は全国に先駆けて5月1日から釣りが可能になっているのも人気の理由だ。
