Angler アングラー

Profile プロフィール
髙里悟(たかざとさとし)
「小さな恋のうた」などのヒット曲で知られる人気アーティスト「MONGOL800」のドラムスにして、スゴ腕アングラーが今回の主役・髙里悟さん。多忙なアーティスト活動の合間を縫って本格的な競技の釣りにいそしみだして20年以上が経つが、釣りを始めて10年ほど経った2013年には磯のグレ釣り日本一を決める「第32回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権」で頂点に立つ。当初は在住していた沖縄代表として全国大会にも出場したが惨敗。これを機に全国レベルのグレ釣り師に教えを請いメキメキと腕を上げた。現在は釣りブランドの商品プロデュースをするほど釣り業界にも深く関わっている。現在は磯釣りだけではなく、四季折々のターゲットを幅広く楽しむ。愛称は「サッシー」。

Tackle タックル
がま磯スーパープレシード 1.5-5.0
スムーズに曲がり込み、魚の強引を無理なくかわし、竿が魚を浮かせてくれる。そんな理想的な調子を追求して設計されたのが「がま磯・スーパープレシード」だ。単なる胴調子ではなく、仕掛けの振り込みからアタリを取るまでの操作性は先調子のロッドを思わせる。いざ、魚を掛け、締め込みに耐える際にはしっかりと曲がり込み、魚の引きを受け止め、魚を暴れさせずに浮かせるため、ワンランク細い仕掛けでのやり取りが可能となる。今回は良型、大型口太グレ狙いで、本来なら1.25号クラスで十分だったが、風が強い中での操作を考えワンランク太めの1.5号を使用した。
A1ボイルグレ 9号
アユの掛け鈎に匹敵する貫通力を実現するため鈎先をロングテーパーとした「スパットテーパー」採用のグレ鈎。本来はボイルオキアミなど崩れやすいエサも刺しやすい設計だが、その刺さりやすさから生オキアミを使った際にも愛用するアングラーも多い。ボイルに似せた淡いピンクカラーが特徴。5~9号の5サイズがある。
A1クロ・マルチ 7号
鈎先をねむらせる(やや内向きに曲げる)ことにより、グレの口内に吸い込まれた鈎が滑り、口元に掛かるように設計されている。グレ釣りにおける最低限のパワーを維持しつつ、吸い込みの良さを考えた細軸設計で、食い渋りやスレたグレにも効果を発揮する。
Target ターゲット

メジナ(グレ)
冬場を中心に今や全国的な人気ターゲットなった磯のグレ(メジナ)。国内の磯釣りで釣れるメジナの仲間は口太グレと呼ばれるメジナ、尾長グレと呼ばれるクロメジナ、数は極端に少ないオキナメジナが知られる。今回の舞台となった愛媛・日振島周辺では口太、尾長ともに狙えるが、冬場は何といってもポッテリと肥え、圧倒的な重量感で釣り人を楽しませてくれる口太グレがメインターゲット。年間を通じて磯周りに生息するが、釣りの対象となるシーズンは秋~春と初夏。特に冬場に釣れる「寒グレ」は白身ながら脂が乗って美味。
Field フィールド
愛媛県宇和島・日振島
愛媛県日振島エリアは、古くから各種磯のグレ釣り競技会などが多数開催される磯グレ釣りのメッカ。グレ釣りができる磯数は全国でも有数で、風向きや潮行きなどで船長と相談して幅広い磯群の中から選べる。その日ごとに各渡船店が優先的に渡せる磯が分けられている磯割制度となっており、その日に渡船する船が舳先を突き合わせて磯割抽選を行う。大きくは東側に位置する横島と西にある日振島の2エリアに分かれるが、どちらもそん色がない。口太、尾長グレともに狙え、数釣りの磯から一発大物狙いの磯までが混在するのが特徴だ。
