Angler アングラー

Profile プロフィール
末吉一崇(すえよしかずたか)
中部エリア、特に三重県下をホームグラウンドに、関西をはじめ、遠征も数多くこなす、チヌかかり釣りの名手。乗っ込みの大型から、秋の数釣りまで四季折々のかかり釣りを楽しみ、特に1尾を釣るまでのプロセスを大事にする。また、その繊細さと状況分析力で次々にチヌを仕留めていく姿は圧巻。がまかつフィールドテスター。
Tackle タックル
がまかつ がまチヌ かかり 凪斬MH1.65







チヌかかり釣りにおいて人気の下向き(片軸)リール用にグリップが特化され、1日の釣りでも疲れにくい設計となった「がまちぬ・いかだ・凪斬(なぎり)」。細身で軟調子ながら、その操作性の高さは「凪の海を斬り裂く」イメージから名付けられた。いざ、チヌを掛けた際には、大型の引きも受け止めるバットパワーを併せ持つ。潮やエサなどの状況に合わせて「中先調子」と「先調子」の2タイプの穂先が付属する。タイプはM1.45からH1.8の5アイテム。当日は筏からの釣りで、良型チヌ狙いと言うことで、MH1.65をチョイスした。
A1 ナノチヌ筏

貫通性能を極限まで高めるため、鈎先部分を長くしてアユの掛け鈎に匹敵する鋭さを持たせたスパットテーパ―採用のチヌ鈎。合わせて掛けていく釣りに最適で、浅場から深場の大型チヌまで対応するフトコロの強度も兼ね備えている。1~6号までの6サイズがラインアップされている。
貫通筏

海底や狙ったタナでのサシエの安定を図るため、自重のあるチヌ鈎として登場したのが「貫通筏」。鈎先の強度と貫通性能をアップさせたフラットテーパー採用。自重のある太軸仕様のため、大型チヌにも真っ向から勝負できるパワーを持つ。3~6号の4号数がラインアップされている。
Target ターゲット

チヌ(クロダイ)
日本を代表する釣りのターゲットがチヌ(クロダイ)。各地方で多彩な釣り方がそれぞれに発展、進化を遂げ、チヌを求めて釣行を繰り返すマニアが多いのも特徴だ。波止、磯、筏、船、サーフなど釣りのバリエーションは非常に多く、それぞれの釣り方で入門者からベテランまでを受け入れてくれるありがたい魚だ。基本的に黒潮域の外洋より、内湾や河口などに多く生息する。雑食性のため、地方や釣り方によってエサのバリエーションは非常に多い。40cmを超せば良型、50cmを超すと「年なし」と呼んで釣りの目標サイズとなる。さらに60cmを超すチヌは「ロクマルチヌ」と呼ばれ、釣り人のあこがれ、夢でもある。
Field フィールド
和歌山・衣奈
和歌山県中紀エリアにおいて、古くからの老舗的な釣り場が由良町衣奈だ。沖に浮かぶ出船地となる衣奈漁港を中心に東西には「水谷筏」、「マリーナ筏」、黒島の島陰では「観音前筏」、「コイヅキ筏」とエリア分けされている。また、チヌやアオリイカの磯釣り場として知られる黒島は、ほぼ全島で竿出しができる。チヌ釣りに関しては、今や冬場のオフシーズンがなくなり、年間を通じてチヌが狙えるようになった。現代のチヌかかり釣りの定番となった技術が数多く発祥した地でもある。
