Angler アングラー

Profile プロフィール
藤原真一郎(ふじわらしんいちろう)
アジングやメバリングをメインにエギングなど繊細でテクニカルなライトショアゲームに精通するトップアングラー。穏やかな人柄と、卓越したライトゲームに関する経験と理論でファンも多い。関西圏がホームグラウンドだが、四国や九州への遠征も頻繁に行う行動派アングラーでもある。最近はボートからのアジングなどにも足しげく通う。
Tackle タックル
LUXXE・宵姫・華・弐 S57UL+-solid、S69UL-solid







アジング用のロッドとして登場し、人気を博している「宵姫」シリーズ。操作性と感度を高次元で追求して完成したのが「宵姫・華・弐」だ。超軽量リグ使用からフロートリグでの遠投まで、様々なシチュエーションに合わせて、14機種がラインアップされている。シリーズ共通点としては、軽量化と感度向上の両方を追求したソリッドティップの搭載だ。今回、ジグ単用に「S57UL+-solid」をさらに重めのジグ単及び軽量フロートリグを想定した「S69UL-solid」の2タイプで挑んだ。
LUXXE・寧音・B64ML-solid






ガシラなどの小型魚からアコウ(キジハタ)などのロックフィッシュをターゲットとして、主にショアからのゲーム用に開発されたのが「LUXXE・寧音(ねね)」だ。従来のロックフィッシュ用よりもさらにライトリグを用いたゲームに特化させたベイトモデルロッド4機種がラインアップされている。いずれも軽量化と高感度を追求してソリッドティップを搭載。スパイラルガイドでアクション時のライントラブルも激減させる一方で、感度の良さと軽量化により、ストラクチャー周りをタイトに攻め、根掛かりなどをかわせるうれしいシリーズだ。今回はガシラメインなので、シリーズ中、最軽量な「B64ML-solid」を使用した。
宵姫・AJカスタム
豆アジから超大型のギガアジまで対応させたアジング用のジグヘッドが「宵姫・AJカスタム」。刺さりの良さには定評がある独自の「ナノアルファ」コーティングを採用。吸い込みやすいコンパクトな形状と、やや鈎先が広がった形状によりアジの喉奥に刺さりやすく、バレにくい構造。また、軽いアクションで小さなダートができるヘッド形状にしている。0.2~3gで小刻みに設定された11号数もうれしい。
宵姫・エクボ2.2インチ、ノレソレ1.8インチ







今回、藤原さんがメインに使用したワームが「宵姫・ノレソレ1.8インチ」と「エクボ2.2インチ」。ノレソレはウナギやアナゴの幼生を模した形で、薄く扁平なテールにより、直線的なリーリング、ステイ、ダート等それぞれのアクションを表現してくれるオールマイティーなワーム。エクボは真円ボディーの側面に4列のディンプルを入れたワーム。ディンプル構造により飛距離が伸びるほか、リーリング時には小さなベイトを思わせる振動を発する。
Target ターゲット

メバル、ガシラ、アジ
春を告げる魚として「春告魚」と呼ばれるメバルは、冬の産卵期を終えて体力が回復した春から初夏が釣りのターゲットとしても本番。メバルは以前、1種類とされていたが研究の結果、現在は3種類に分かれている。それぞれに生息場所や摂餌行動などに違いがあるため、現在では釣り分けることも可能とされている。根魚の仲間に入れられるが、ガシラなど障害物に身を寄せる魚とは違い、障害物付近でエサを求めて浮いていることが多いので、釣り方もガシラとは少し異なる。 根魚とは違い、今やライトゲームのターゲットとして、人気の魚がアジ。波止からはサビキ釣りで狙える時期には、ルアーを用いたアジングでも釣れる。豆アジ、小アジのほか、メガアジ、ギガアジとサイズによってアジングアングラーからの呼び方が変わる。
Field フィールド
兵庫・本荘ケーソン
兵庫県加古川の東に位置する広大な埋立地の南向き一帯が本荘ケーソンと呼ばれる釣り場。南東角から伸びる白灯台波止、波止の付け根から南向きに広がるテトラ帯、西端はさらにケーソンとなっており、四季を通じて様々な釣りが楽しめる。投げ釣りなら夏場のキスに秋~春のカレイ、チヌはフカセ釣り、紀州釣り、落とし込みなどで狙える。ルアーでは年間を通して釣れるシーバスが人気だが、冬から初夏までのロングランで楽しめるメバルや、夏のアジングも定評がある。とにかく沖向きは潮通しが良く、青物の回遊も盛ん。広大な釣り場のため、釣り人が多く渡っても混雑することなく楽しめる。ナイトゲーム用の渡船も定期的に出ており、こちらも人気が高い。
