Angler アングラー

Profile プロフィール
杉本智也 (すぎもとともや)
幼い頃からヘラブナ釣りを楽しみ、競技会に参戦し始めて20年以上が経つ。2013年に行われた「第35回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」で優勝を飾ったほか、メーカー主催のメジャー大会での全国制覇も多数達成する実力派ヘラブナ師。チョーチン釣りを得意とし、ヘラブナ釣りをシンプルに分かりやすくしたいとの信念で釣り教室やセミナーでの活動も積極的。椎の木湖、筑波湖をホームとしながらも全国的に遠征もこなす行動派でもある。
Tackle タックル
がまかつ がまへら天輝(てんき)10尺








竹の持つ繊維構造により柔軟な調子ながら、大型へらぶなもじわりと浮かすトルクをヒントに、継ぎ数を増やすことで竹の節をカーボンで再現したのが「がまへら 天輝」。硬さを出すのではなく、超低弾性、超高弾性カーボン、グラスなどの多彩な素材を各所に搭載することで、曲がりと粘りで大型へらも浮かせるパワーを備えた。ラインアップは7~15尺(2.1~4.5m)の9アイテムだが、7~10尺は繊細な穂先で仕掛けの振り込みなどの操作性を向上させ、超低反発カーボンにより大型へらとも渡り合う粘りを持たせた。11~15尺は柔軟性のある調子ながら大型へらに対して真っ向から勝負できるパワーを秘める。
がまかつ A1角マルチ

釣り鈎専用の特殊素材「A1」を素材としたへらぶな専用の鈎で、「幅広く対応できるへらぶな鈎」をコンセプトに開発され、セット釣りのバラケ、くわせ用として両方に使用できる釣り人にはうれしいタイプ。幅広い用途で管理釣り場、野池を問わず使える。カラーは白で、サイズは2~8号の7号数がラインアップ。
がまかつ ギガリフト
太軸設計で大型へらぶなの引きにも問題なく対応でき、柔らかいエサでもしっかりと付けることができる専用鈎が「ギガリフト」。結束強度をアップさせるためにハリスの結び目でのつぶれを防止するブイヘッドを採用するなど、大型へらぶな用に特化した鈎。サイズは9~18号の7アイテムがラインアップされている。
Target ターゲット

へらぶな
自然種としてはゲンゴロウブナだが、一般に養殖された個体をへらぶなと呼ぶ。体高のある個体を掛け合わせて品種改良したため、各地に現在も放流され、池や湖、管理池で釣れるへらぶなは体高があって、引きが強いとされる。「釣りはフナに始まりフナに終わる…」と言われる。これは初心者にも楽しめる反面、奥が深く、難易度が高い面を持つところから。季節によって、様々な食い方を見せてくれ、その時々で、繊細に釣り方を合わせていくことで釣果に差が出るため、競技会も多数行われている。
Field フィールド
埼玉・椎の木湖
埼玉県羽生市の椎の木湖は、羽生インターにほど近い立地ながら、周囲を田園風景に囲まれた風光明媚な釣堀。国内屈指の収容人数(400人以上)を誇る管理釣り場。4つの桟橋は1列に70席が用意され、各席には自分で魚の重量を図ることができるデジタルはかりが設置されているほか、食堂、休憩所などの施設も充実している。最大の特徴は放流されているへらぶなの大きさ。重量では1kg級も多く、2kgクラスも上がると言う。釣れるヘラブナは体高があり、厚みもあることから引きが強く、管理釣り場ではなかなか見られない、強引によるバラシシーンも良く見られる。水深は池の岸寄りで約3m、中央付近では約5.5m。
