Angler アングラー

Profile プロフィール
三石忍 (みついししのぶ)
千葉県在住ながら、地方への遠征釣行もこなし、年間釣行は130日を超える超スゴ腕アングラー。東京湾、大阪湾を始め、船のタチウオ釣りでは卓越した理論と実践で驚きの釣果を上げる。また、釣りの解説も非常に分かりやすく、釣り教室の講師としても人気が高い。カワハギ釣りでもメーカー主催の競技会で優勝するなど、技術を要する繊細な釣りを得意とする。がまかつテクニカルインストラクター。

Profile プロフィール
中山武嘉 (なかやまたけよし)
釣り好きな父親の影響で幼少の頃から釣りに親しみ、20歳を過ぎてから船釣りを体験したが、最初の釣りがテンヤタチウオ釣りだった。タチウオ釣りでは慣れた釣り人との差が激しく、「こんなに釣果に差が出る釣りがあるのか」と、かなり悔しい思いをしたことからテンヤタチウオ釣りに精進し、どっぷりとハマる。2020年に、大阪湾を舞台にした「大阪湾タチウオキングバトル」を初制覇すると、翌21年には前人未到の2連覇を達成。オーソドックスな即掛けスタイルを信条とするが、掛けていく速さはすさまじい。
Tackle タックル
がまかつ タチウオテンヤMS






テンヤで狙うタチウオゲームを追求し設計された船用ロッドが「タチウオンテンヤMS」だ。がまかつ独自の超高強度、超高感度なソリッドトップを採用することで、近年のタチウオの微妙な反応や、海中からの様々な情報が伝わりやすくなっている。「L180」「ML180」、「M180」、「MH175」「H173」の5タイプがラインアップされている。タチウオの活性や波の状況によって使い分ける。
Target ターゲット

タチウオ
身体の形状が刀に似ることと、その魚体の銀色も相まって「タチウオ=太刀魚」と名付けられた説や、通常、頭を上にして立って泳ぐ姿から「タチウオ=立ち魚」と呼ばれるようになった説などがある。日本では北海道から九州南部沿岸に広く分布し、瀬戸内海にも多い。フィッシュイーターのため、波止や船から魚や切り身をエサに狙ったり、ルアー釣りのターゲットとしても人気がある。釣った魚を体長や重量で評することも多いが、タチウオに関しては「幅(体高)が指4本」という具合に、体高を指の本数で表すことも多い。体表には鱗がなく、グアニン層と呼ばれる色素の層があり、指で触っても簡単にはがれる。このグアニン層から銀粉を採取して文房具や化粧品のラメに用いられていた。歯が鋭く、指などで触れると深く刺さり込み、血が止まりにくい傷となるので釣り上げた際の取り扱いに注意が必要。
Field フィールド
兵庫・洲本沖
大阪湾で船タチウオの釣り場としては、明石海峡から大阪湾側へ出た「神戸沖」、泉南・谷川港のすぐ沖に位置する「谷川沖」、紀淡海峡周辺の「洲本沖」などがあり、海底の地形で見ると、海峡にある海溝が切れて浅くなるエリアがポイントとなることが多い。中でも洲本沖はシーズン初期から冬に至るまで、水温が下がって、他のエリアでタチウオが釣れなくなって以降も釣れ続く。またサイズがやや安定しているのも洲本沖の特徴だ。水深は50~60mの浅場から、150mを超すような深場も点在し、エリア内のタチウオポイントは数多いのが特徴。潮の複雑な場所も多く、潮の速さや二枚潮など、その時々の海況を考慮して、船長がポイントを選択してくれる。
