Angler アングラー

Profile プロフィール
猪熊博之 (いぐまひろゆき)
大分県下を中心に九州各エリアで磯からのグレ、チヌのフカセ釣りを得意とする。正確無比なマキエワークで2011年、第30回G杯争奪全日本グレ釣り選手権優勝をはじめ、多くの競技会を制してきた実力派アングラー。釣り好きが高じて、現在は大分県津久見エリアで磯渡船業を営む。明確で分かりやすい理論と実績でファンも多い。がまかつテクニカルインストラクター。

Profile プロフィール
久保野孝太郎 (くぼのこうたろう)
幼少の頃から釣りに親しみ、淡水の釣りから投げ釣りなどを経て、27歳の頃に磯のグレ釣りに目覚める。2003年に開催された「第22回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権」で、優勝を果たして以降、同チヌ選手権でも準優勝するなど、マルチな釣り技術で全国的に人気の磯釣り師として活躍する。静岡県伊豆半島をホームグラウンドに全国を駆け巡る。状況に合わせた判断力、理論、感性で初めての磯でもグレを次々に引きずり出す姿は圧巻。がまかつテクニカルインストラクター。
Tackle タックル
がま磯 アテンダーⅢ








がまかつの磯竿の伝統ともなっている「本調子」は、魚が掛かればどこまでも曲がり込む粘りで、魚を暴れさせずに浮かせるのが特徴。そして、初代「アテンダー」から「アテンダーⅡ」と進化し、さらなるこだわりを凝縮したのが「がま磯・アテンダーⅢ」だ。操作性は張りのある先調子のようで、魚を掛ければ胴から曲がって粘りで魚を取り込める。そのため、グレのみならず、チヌ、マダイなどフカセ釣りでの多種ターゲットに対応した幅広い用途を持った磯竿。リールシートにはグリップ力を大幅に向上させた「タフライト」、竿尻には新型のラバーグリップを採用するなどホールド性能、操作性に徹底的にこだわった。 口太グレ対応号数として、1.25号、1.5号、1.75号があり、それぞれに全長5.0mと5.3mがラインアップ。
G‐HARD・V2・セレクトグレ

尾長グレ、口太グレと同じグレでも対象を違えて号数設定がされている専用鈎が「セレクトグレ」だ。具体的には4、5号が口太狙い、6号は尾長と口太が混じる状況、7、8号は尾長狙いの設計。マキエになじんでグレに違和感を与えにくいカモフラージュレッドのカラー設定も独特だ。久保野さんは5号を基本としてスタートし、状況に合わせて号数を変更する組み立て。
A1・TKO
口太グレ、尾長グレ、マダイなどフカセ釣りの対象魚に合わせて、目安とするサイズを選べるフカセ釣り用の鈎が「A1・TKO」。商品名はターゲットの「T(タイ)」、「K(口太)」、「O(尾長)」からとったもの。目安としては3~6号が口太グレ、7~12号がマダイ、3~10号が尾長グレとなっているが、それぞれの魚種の対象サイズに合わせても号数の使用目安が明確にされている。魚に警戒心を与えにくい磯に付着する海藻を模した「ウィードパープル」カラーを採用した。
Target ターゲット

メジナ (グレ)
冬場を中心に今や全国的な人気ターゲットなった磯のグレ(メジナ)。国内の磯釣りで釣れるメジナの仲間は口太グレと呼ばれるメジナ、尾長グレと呼ばれるクロメジナ、数は極端に少ないオキナメジナが知られる。今回、久保野さんが訪れた米水津の磯では口太、尾長グレともに同じ磯で釣れる。水温が高い秋から初冬には尾長、冬の厳寒期には口太グレの活性が上がる傾向にある。年間を通じて磯周りに生息するが、釣りの対象となるシーズンは秋~春と初夏。特に冬場に釣れる「寒グレ」は白身ながら脂が乗って美味。
Field フィールド
長崎・五島列島
長崎県長崎港から西へ約100kmに浮かぶ五島列島は、中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島の大きな5つの有人島から形成され、各島の周囲には大小さまざまな島々が点在し、変化に富んだリアス式海岸の地形もあって、釣りのターゲットも非常に多い。まさに釣り人憧れのフィールドとなっている。有名な釣りエリアとして、中通島の北に位置する小値賀島、宇久島、野崎島があるが、こちらは行政上は佐世保市、北松浦郡に属するため、五島市や新上五島町には入っていないことから五島列島からは除外されるが、釣りエリアとしてはこれらの島も含めて五島列島と称する。釣りでは特に島々が多いことから磯釣り場として名高く、グレ、イシダイ、クエなどの魚影がすこぶる濃い。島も多いので風が強い日でも風裏となるエリアが数多く存在し、それぞれに好釣り場があるため、釣行計画を立てやすいのも魅力。五島列島の釣り場へは、福岡や長崎からのフェリーで渡って島内の渡船を使用する以外に、平戸など本土からの渡船も数多く出ている。
