Angler アングラー

Profile プロフィール
藤原真一郎 (ふじわらしんいちろう)
アジングやメバリングをメインにエギングなど繊細でテクニカルなライトショアゲームに精通するトップアングラー。穏やかな人柄と、卓越したライトゲームに関する経験と理論でファンも多い。関西圏がホームグラウンドだが、四国や九州への遠征も頻繁に行う行動派アングラーでもある。最近はボートからのアジングなどにも足しげく通う。ラグゼプロスタッフ。
Tackle タックル
LUXXE・宵姫・華・弐






アジング用のロッドとして登場し、人気を博している「宵姫」シリーズ。操作性と感度を高次元で追求して完成したのが「宵姫・華・弐」だ。超軽量リグ使用からフロートリグでの遠投まで、様々なシチュエーションに合わせて、14機種がラインアップされている。シリーズ共通点としては、軽量化と感度向上の両方を追求したソリッドティップの搭載だ。今回、ジグ単で2~3gのジグヘッド使用を想定して「S57UL+(プラス)-solid」をメインに使った。
LUXXE・宵姫・天






極端な軽量化により、感度を大幅に向上させたアジングロッドが「宵姫・天」シリーズ。6アイテムあるシリーズを通してのコンセプトはジグヘッドでのアジングに特化させ、リグの操作性やアジの触り感度などを追求したモデル。今回、藤原さんが使用した「S52UL」はワンハンド仕様として、グリップ部分を極端に短くすることで思い切った軽量化を図ったこだわりのモデル。
宵姫 AJカスタムTG ラウンドタイプ

アジング用ジグヘッドとして人気のある「宵姫AJカスタム」のジグフックに高比重タングステンのヘッドを組み合わせたのが「宵姫AJカスタムTGラウンドタイプ」だ。潮流が速い場所や深場を攻める場合などに最適だが、硬度も高いためバイト時やボトムタッチの感度も向上した。また、鉛に比べると同重量でもシルエットの小さいタングステンと刺さりの良さで定評のある「ナノアルファ」コーティングフックの組み合わせにより、吸い込み&フッキング性能が抜群になった。ウエイトは0.4~3.0gの9アイテムがラインアップされている。
Target ターゲット

マアジ
日本近海で食用とされるアジの仲間は数多いが、中でも普通に「アジ」と呼べば、今回のターゲット「マアジ」を指すことが多いほどアジ科を代表する魚だ。波止のサビキ釣りではビギナーの好ターゲットとなり、船釣りでは大型を求めてアジファンにはたまらない魚だ。特にアジングは、ライトな仕掛けにワームと言う手軽さが受けて、大人気のジャンルとなっている。秋から冬は15~20㎝のサビキ釣りなどで釣れるサイズから、尺アジと呼ばれる30cm級の大型までが波止で釣れる。
Field フィールド
和歌山港周辺
和歌山港周辺から出船する遊漁船は数多く、近年は人気の遊漁船基地ともなってきている。釣り物としては、友ケ島周辺でのマダイや青物、カワハギなどの釣りから、今回のように港湾部や南下しての島々周りで行うアジングなど、バリエーションも豊富になってきている。今回のフィールドとなったエリアは、和歌山北港魚つり園(現在休園中)と、地方の工業地帯の埋立地で出来た広い港内。工場から流れる温排水により港内の水温は高く推移し、周りの海域の水温が低下する冬場には温かな港内にベイトやアジが集まり、好フィールドとなっている。
