会社概要

番組審議会の報告

2025年 - 4月

開催月日 2025年4月9日(水)
出席委員 石丸昌宏 委員長
浅越しのぶ 委員
有栖川有栖 委員
スザンカ・ハニバロヴァー 委員
高田ほのか 委員
藤川義人 委員
武類祥子 委員
欠席委員 なし
書面参加 殿村美樹 副委員長
会社出席者 代表取締役社長 品田卓
専務取締役 三宅耕二
執行役員制作局長 佐藤寛
コンテンツ戦略局長 岡本宏毅
制作局 三好直
事務局長 金森啓
事務局 相方清隆
審議内容 『大阪を歩いて学ぶ!村上信五の地理の時間』
2025年3月29日(土)19:54~20:54放送
審議会内容

一般業務報告

視聴者対応状況報告

番組種別・特別番組について

番組合評


『大阪を歩いて学ぶ!村上信五の地理の時間』
2025年3月29日(土)19:54~20:54放送

<委員の主な発言要旨>
・写真とか地図と再現CG、さらにはドローンで上空から撮った映像を駆使して見ごたえがあった。ただ、タイトルが少し地味なのかという感じで、TVerのサブタイトルには、大阪の地理ミステリーを歩いて解明と書いてあったので、どちらかといえばそちらの方がピンとくるのではないか。

・360度カメラを駆使するなど、全体的に見ていて楽しかったし、今後もいろんな街をさらに知りたいなと思ったが、GH帯の番組にしては、少しだけ内容が薄いというか、いろいろ掘り下げてもよかったのではと感じた。

・MCの村上信五さんが、視聴者と同じ目線で疑問を持ってくれるから、気軽に楽しめ、一緒に学べるという親近感が良かった。八光さんや堤教授との掛け合いもバランスよく、地域の財産から学べる歴史というのが山ほどあるのだと、改めて気づかされた。

・様々な史実、歴史や年月、わかるところ、わからないところを織り交ぜる中で、かなり深いところまで取材や事前のリサーチを行いながら丁寧に作られ、作り手の陰の努力が伝わってきた。ただターゲットが家族団らん、万人向けなのか、それとも割と知識を持った方々に向けたものなのか、ぼんやりしていた感じがして、それがメッセージとして出ていると、さらによかったと思う。

・堤先生は、学者らしい一面がある一方で、ユーモアがあり、この番組の魅力を増していたのではないかと感じた。これに村上信五さんと月亭八光さんと掛け合いしながら楽しく街を巡っていくことで、バランスのいい人選で見やすかったので、レギュラー化されるならこのメンバーがいいのではと思った。

・「ミステリーの入り口は違和感」というところから始まり、歩きながら違和感を探し、説明していくというライブ感もあるし、ドローンを使って分かりやすく視聴者に説明してくれているので、構成面では言う事なし。キャスティングの良さと興味深い内容を、クリエイティブな方法で伝えることが上手くいっていると感じた。

・一見、テレビ大阪版・ブラタモリですが、大阪の地理を楽しく学べる番組は他にはなく、テレビ大阪ならではのユニークな教養番組になり得ると思った。ただ番組タイトルについて「地理の時間」よりも「OSAKA地理ミステリー」等にした方がわかりやすく、ブラタモリとの違いをしっかりアピールできると思う。現に「地理ミステリー」という言葉が連呼されているのに「地理の時間」というワードが出てこなかったですし…。

・CGとかドローンを駆使して、わかりやすい作りだったし、その街の地理とか歴史を知ることができてとてもいい内容だった。中には前から知っている情報もあったが、知っていても、そうやろうと思いながら見るのも、割と楽しいと感じたので、これくらいの分かりやすさ、取り上げ方がちょうどいいのかと感じた。



局側
キャスティングに関して、皆さん、お褒めいただいてありがとうございます。村上君をMCに選んだ理由は、以前に一緒に仕事したことがあり、地理や歴史に興味があり、勉強熱心だということがあったのでキャスティングさせてもらった。専門家の方は、ちょっと引いて、クスっと笑えるような方がいいと思い堤先生にお願いすることになり、ロケハンまで同行いただくなど、構成段階から様々な意見をいただけた。その上で、村上君と八光さんには台本を読まずに、答えを知らない状態でロケしたので、素直なリアクションができて良かった。シリーズ化にしては、視聴率がとれるかが課題になってくるので、こういうアカデミックなネタで視聴率を取れるよう、今後も研究していきたい。

以上


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