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武安俊哉(たけやす としや)
1990 年入社
テレビ東京 報道局 上海支局所属
1990 年入社、営業局営業推進部
1995 年営業部
1996 年東京支社業務部
2002 年編成局編成部
2005 年報道局報道部
2006 年テレビ東京出向
2006 年 8 月から上海支局

上海を中心とした中国のニュースを
日本へ向け配信
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2008年4月28日(月)『上海の日本や横浜』

長野の聖火リレーが無事に終了し上海で大きな反応もないようなので、地下鉄を乗り継ぎながら中国近大文学の父として有名な魯迅にゆかりのある虹口の公園に行ってきました。

上海には多くの公園が点在していますが、そこでは多くの人々が思い思いに過ごしていました。カップルでバドミントン、百人位でコーラスを披露、屋外でマージャンなどなど。

この魯迅公園は、「日本語」を練習・学習する場でも有名だそうです。朝10時位から学生や社会人など日本語を勉強している人たちが集まりだし、日本語を教えあったりしていました。日系企業で働く男性がOLに敬語の使い方などを教えている内容を聞いてみると実に簡潔で上手でした。また中国の人たちの熱心さに感心しました。!
この蛇口地区は1930~1940年代に多くの日本人が住んでいたところで、日本人街と呼ばれていました。公園周辺は観光地化もされて土産物屋などが並んでいました。この日は、いろんな形や色をした石を扱う店が数多く出展していました。
そこを通り過ぎると、「横浜路」という通りがありました。またそこから横道に入ると、昔の日本の路地のような風景があり、地元の人の生活の匂いが残っていました。
中心街から離れたところに、昔の日本の家屋が残り日本語が行き交い、上海の違う顔に新鮮さが感じられました。
2008年4月22日(火)『日本のファッションを売り込め』


上海市内で行われている日本のファッション企業の展示会に行ってきました。今回、出展していたのはCOLLECTION UNIT COMPANY。若者ターゲットで低価格帯の「グラッドニュース」と富裕層を狙った高価格帯の「セクタ」を展示し、中国の人たちの反応をこの数日で探るというもの。来中している小林社長は、これを機に今後は上海でファッションショーなども企画、上海市場で売り込みをかけたいという話をしていました。成熟した日本市場からマーケットがより大きい上海で商機を見出したい考えです。

この運営を手伝っているのは、日本からの約20人の留学生。6名のリーダーの下、展示会の企画から運営まで手探り状態でこなしているそうです。彼らも日本にないものを求めて上海で勉強や社会に接しながら上海で勝機を見出そうとしています。自身が学生だった頃と比べると時代の移り変わりを感じます。
また欧米に比べてまだまだ浸透していない日本のファッションが受け入れられるような文化を中心とした交流も必要ではないかと感じました。

なお、この展示会は5月4日まで淮海西路REDTOWN内で行われています。


2008年4月4日(金)『中国のお墓参り』


今年から中国の祝日が変更され、清明節という初めての祝日が4月4日に施行されました。清明節とは、周の時代から続く中国での大切な24節句の一つです。春に生物が動き出し、農村では農作業を始める頃と言われている。現在、伝統的にこの時期に墓参りに行く習慣があります。上海周辺でこの日だけで200万人の人たちがお墓参りに訪れました。我々も取材に出かけましたが、通常50分程度で行ける場所に2時間半かかる程、朝から大渋滞でした。

上海では現在高齢化が進んでいることもあり、年々死亡者数が増加しています。お墓は日本のように「家」単位ではなく、個人・夫婦単位であるため、死亡者数が多くなればなるほどお墓のスペースが少なくなり、10年後には新たなお墓が作れなくなる見込みです。
そのため、政府はお墓の小型化を進めています。小型化によって花壇を利用した集団墓地などバラエティにとんだものも出てきています。

一方、銅像をお墓にしたものも出現。1つ10万元(約150万円)以上にも関わらず生産が追いつかないということです。
こんな身近なところにも文化・考え方の違いを発見しました。


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