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武安俊哉(たけやす としや)
1990 年入社
テレビ東京 報道局 上海支局所属
1990 年入社、営業局営業推進部
1995 年営業部
1996 年東京支社業務部
2002 年編成局編成部
2005 年報道局報道部
2006 年テレビ東京出向
2006 年 8 月から上海支局

上海を中心とした中国のニュースを
日本へ向け配信
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2007年8月13日(月)『 エコな問題 』


上海から西へ4000キロ。新彊ウルムチへ行ってきました。
そこは大平原という大きな自然環境を資源にしたアジア最大の風力発電地帯です。ウルムチの市街地から30キロ程の近郊に風車が立ち並んでいます。その数はなんと300基以上。現在の主力は1500KWの能力を持つ規模のもので、風車が一時間回ると上海で生活する一家庭が一年間に使う電力を賄えるということです。
省エネが叫ばれる中、風力はエコで有力な次世代エネルギーとなります。2つの盆地が接しているウルムチは常に風の通り道となり多くの風資源を有する風力発電適確地です。
しかし、問題も・・・太陽光発電と比べコストが高いこと。そして風車に当たって死亡する鳥類が意外にも多いことで自然保護の観点で問題があるということです。

2007年6月28日(水) 『 中国の橋、足元は大丈夫?』


 6月21日、大阪のダイハツ工業が中国で初めての自主ブランド車「セニア」発売するということで吉林省に出張しました。取材の合間に、ホテル近くを流れる松花江を散策していたところ、鉄橋に人影らしきものを見つけたので橋の袂まで行ってみました。
  すると鉄道と共に人も通れる250mくらいの橋でした。生活道路らしく買い物帰りの人の姿も目にしました。しかし、足元には大きな隙間やひび割れがあり、しかも電車が通るとすごい振動。本当に大丈夫かと心配になりました。

 6月26日、海の上に作られた橋としては世界最長の杭州湾大橋がつながったということで取材に。杭州湾を横断する形で全長36キロ、上海と寧波が車で約半分の2時間強で結ばれることになります。
  この海上大橋はなんと建設開始から4年弱で36キロがつながる?!という速いペースで、北京五輪前には整備され開通する見通しです。

 5000トンの船がぶつかっても大丈夫な設計で、橋の途中で事故が発生した時は、陸・海・空から救助することなどを「検討中」ということ。

ここでも本当に大丈夫かと心配してしまいました。

2007年6月12日(火) 『 中国の日本語熱 』

 来月30日に日本で行われる日本語スピーチコンテストの中国国内予選の取材に行ってきました。対象は中国の学生で各地の予選を勝ち抜いた25人の大学生がスピーチに挑みました。
  関係者の話では、今回は第2回の開催でレベルが確実に上がっているそうです。10年以上英語を勉強しても全く身に付かない人が多い中で、2~3年の学習で流暢に異国語を話す出場者に驚きました。

 彼らの日本語学習のきっかけになった理由で多かったのが、親戚など身近なところに日本語を話す人がいたことや日本のアニメを見て興味を持ったということでした。身近なことから始まる交流の大切さを再認識させられました。

 現在中国では都市部を中心に日本語をマスターしようとする人は多く、その数は上海だけでも5万人以上と言われています。身に付けた語学力を活かして、日系企業への就職希望者も増加しています。(初任給は日本語を話せない人材が月2000元程度であるのに対して、日本語ができれば月3000元程度と差がつく)

 趣味であれ仕事であれ様々な交流を通じて相互理解が深まればと思います。自分自身も何かできることはないかと考えさせられる取材になりました。
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