午後のサスペンス 横山秀夫サスペンス 三ツ鐘署シリーズ1 深追い

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事故死した夫のポケベルが鳴り続ける…運命のいたずらで再会した二人の秘密
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番組内容
秋葉和彦は神奈川県警三ツ鐘署交通課の事故処理係。しかし3年前、秋葉が追跡していた不審車両が事故を起こし運転手が焼死するまでは、県警白バイ隊のエースとして一目置かれる存在だった。マスコミは一斉に「深追い」だと騒ぎ立て、秋葉は郊外の三ツ鐘署に左遷された。三ツ鐘署勤務になって3年、三ツ鐘署管内で交通事故が起こった。
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番組内容2
高田という男が自転車に乗っていて、トラックにはねられ、高田は即死した。その事故現場で秋葉は高田の遺留品からある写真を発見して驚く。初恋の相手、明子の写真だった。明子は、死んだ高田の妻なのか…。われに返った秋葉は、現場に落ちているポケベルに気づく。いまどき、携帯電話ではなく、なぜポケベルなのか。不思議に感じたその瞬間、ポケベルが震え出した。
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番組内容3
「コンヤハ カレー デス」明子が高田に宛てたメッセージか…。秋葉は、そのポケベルをこっそりしまい込む。秋葉は高田の通夜に出向いたが、喪主を務めて憔悴した明子に、秋葉は声を掛けることもできず立ち去るしかなかった。数日後、再びポケベルが震え出し、秋葉は思い切って彼女の家を訪ねた。その後もポケベルは震え、秋葉はポケベルが鳴った日だけ明子を訪ねるというルールを守り続ける。
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番組内容4
明子も秋葉がポケベルを持っていることに気付いているはずだった…。
秋葉が明子の家に入りびたっているという噂が三ツ鐘署中に広まり、ある日、秋葉は署長の山根に呼び出される。山根は秋葉の不品行を叱責し、彼女の家には他の男も出入りしていると付け加えた。その秋葉の胸でポケベルが震え出した。「オハナシシタイコトガアリマス」。秋葉の心に次々と疑念が沸き起こってくる…。
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出演者
秋葉和彦…椎名桔平
高田明子…羽田美智子
冨岡敦志…金山一彦
小磯裕美…小野真弓
菊池武史…山田辰夫
福本俊久…嶋田久作
多田君子…余貴美子
高田正勝…酒井敏也
押髪さと子…中島ひろ子
高田鮎子…佐藤未来
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出演者2
西尾英明…斉藤陽一郎
今井智親…寺田農
山根善郎…平泉成
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原作脚本
【原作】横山秀夫(『深追い』実業之日本社刊)
【脚本】窪田信介
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監督・演出
【監督】榎戸耕史