「牡丹と薔薇」 #21 #22

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数奇な運命に翻弄され、過酷な人生を辿りながらも、自らの信じる道をひたむきに生きる姉妹・真世と香世の、30年にも及ぶ壮大な物語【全60話】
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番組内容
昭和45年、看護師の鏡子は、愛する男・豊樹の裏切りを許せず、豊樹が結婚した富貴子との間に誕生したばかりの赤ん坊を略奪し、ぼたんと名付け密やかに育てます。
溢れんばかりの愛情をかけて…。失意の豊樹と富貴子は、翌年次女・香世に恵まれ、悪夢を忘れ去るためにも心血を注いで育てます。こうして実の姉妹である真世と香世は、大人になるまで、お互いの存在を知ることなく成長するのです。
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番組内容2
しかし運命のいたずらは、二人を一つ屋根の下に住まわせる選択をします。妹・香世は大富豪の令嬢として、そして姉・真世はそのお手伝いさんとして。やがて二人に、真実を知る日が訪れます。しかし、その時、同時に一人の男・由紀雄を愛していて…。
「無私の心」ですべての愛情を注ぐ真世。対極とも言える「利己」に生きる香世・姉妹がその後選択した生き方とは…。
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あらすじ
#21「投げられた灰皿」
豊樹から香世の世話係を頼まれたぼたんは、野島家に引っ越してくる。ぼたんは香世との再会に胸を躍らせるが、香世の態度は冷たかった。七年前、ぼたんから絶交を言い渡された悔しさが忘れられないのだ。香世はぼたんが持ってきた思い出のある家具や持ち物をゴミ扱いして勝手に処分する。ぼたんが抗議すると、主人に従えない召使いはさっさと出て行くよう言われる。その夜、ぼたんの歓迎会が開かれる。
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あらすじ2
香世は両親の前ではぼたんと仲のいいふりをする。が、一旦二人きりになると、ぼたんをこき使い、言葉遣いまで直させる。屈辱と怒りで、ぼたんは眠れぬ一夜を過ごす。
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あらすじ3
#22「意地悪なバラ」
野島家に来て二日目、極端な主従関係を押しつけようとする香世に、ぼたんは以前のように友だちとして接することを宣言する。香世はあざ笑い、相変わらず召使いのようにぼたんをあごで使う。ぼたんは週に三日、洋装店で働く。同僚の雅也と一緒にデザイン学校にも行けるようになったので楽しみだ。鏡子が一時、退院する。
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あらすじ4
ぼたんも週に一度帰宅が許されていたので、その夜は鏡子の好きな料理を作り、家族三人でくつろぐ予定だった。そこへ、香世から電話がかかってくる。自分の許可なしに勝手に外泊するのは許さないといい、すぐ戻るよう命令する。
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出演者
大河内奈々子
小沢真珠
神保悟志
北原佐和子
川上麻衣子
新藤恵美
峰岸徹
西村和彦 ほか
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原作脚本
【脚本】
中島丈博
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監督・演出
【演出】
西本淳一、油谷誠至、皆川智之、藤木靖之