水戸黄門 第三十二部
＃１「百万石への旅立ち・江戸」
＃２「妹想いの風来坊・安中」

＃１番組内容

江戸の水戸藩上屋敷では光圀の孫、菊千代の成長を祝う儀式が行われた。久しぶりに江戸へ出た助三郎と格之進は祭りで賑わう湯島天神へ来た。
そこで二人は黒覆面の男たちに襲われていた松姫を救った。松姫は尾張大納言の娘で、将軍様の養女となっていた。姫には加賀藩の若殿との縁談が進んでいた。
お娟が覆面の男たちを追うと、一行は加賀藩の下屋敷へ逃げ込んだ。

＃１番組内容２

格之進は男たちの一人、沢田清五郎の後をつけ、沢田には多額の借金があったが近く仕官して大金が入ると、妹の奈津に語っていたことを知った。
ところで八重は呉服屋に嫁いでいる娘、加代を鬼若、アキと共に訪ねる。加代は、加賀友禅がなぜか急に手に入らなくなったとなげき、品物を求めて加賀へと旅立った。一方光圀は将軍綱吉にせがまれて、花街へお忍びででかけるが…。

＃２番組内容

助さんとケンカした風来坊、実は名代の温泉宿の跡取り息子。故郷見たさに戻ってみれば、湯気の向こうに悪いヤツらが実家乗っ取りの悪だくみ。頑固なオヤジと可愛い妹のために暴れまわる風来坊を止めにいったはずの助さん格さんも大暴れ！正義に燃える若者たちに手を貸す老公と一行の大活躍！
光圀一行は安中へ。別行動の助三郎は、道中辰次郎という威勢のいい若者と知り合い、一緒に一行の待つ宿「上州屋」へ着いた。

＃２番組内容２

ところが辰次郎の様子がおかしい。その宿は辰次郎の実家だったのである。辰次郎は、一年前喧嘩をして相手にケガをさせ、町を追放されていた。喧嘩の相手は「夢見屋」の息子、三太郎で、三太郎は辰次郎の妹、おちかに嫁になれとしつこく言い寄っていた。辰次郎は、おちかと父親の平作が困っていると噂を聞いて帰って来たのだが、小言の多い平作の前ではどうも素直になれない。

出演者

水戸光圀…里見浩太朗
佐々木助三郎…原田龍二
渥美格之進…合田雅吏
疾風のお娟…由美かおる
八重…岩崎加根子
風の鬼若…照英
アキ…斉藤晶 ほか
（※シリーズ出演者）

原作脚本

【脚本】
宮川一郎(#1)
岡本さとる(#2)

監督・演出

【監督】矢田清巳