「新・愛の嵐」 #11 #12

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時代や運命に翻弄されながら身分の差を越えて純愛を貫く男女の物語【全65話】
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番組内容
昭和2年、甲州の大地主・三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかるは、父・伝衛門が横浜から連れてきた孤児で使用人の鳥居猛にやがて惹かれていく。しかし戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせてゆく…。
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あらすじ
【#11】
七年の時が流れて、昭和九年夏。ひかるは十四歳。女学校の一年生になって、初めての夏休みだ。猛は十六歳。三枝家の使用人として働いていた。伝衛門は一年前、郊外にアトリエを造り、ひかるはそこで男爵令嬢・崇子からバイオリンを習っていた。猛はひかるの練習に付き添うが、自分の立場をわきまえ、へりくだった態度を崩さない。文彦は高等学校に進み、弓道部に入っていた。
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あらすじ2
友人の友春をよく家へ連れてくるが、ひかるは知春からラブレターを貰う。ある日、女郎屋に売られた農家の娘・お花が三枝家に逃げ込んでくる。伝衛門はお花を助け、屋敷で働かせる。
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あらすじ3
【#12】
伝衛門は村のために、灌漑用水路の工事を進めていた。猛は予備調査班の責任者に抜擢される。文彦が無断外泊。翌日、女給の織江に連れられて、泥酔して帰ってくる。伝衛門は烈火のごとく怒るが、絹はかばう。ひかると猛の仲睦まじい姿を目撃した絹が、猛にひかるのバイオリン練習に付き添うのを禁じる。猛は改めて自分の立場を思い知らされるが、仕事に集中できず、練習に出かけるひかるの後を追いかけてしまう。
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あらすじ4
練習が終わり猛が仕事に戻ろうとすると、ひかるが話があるとひきとめる。吾作が気をきかせて、水路の発動機を動かすのをかってでるが、まもなく大爆音がこだまする。
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出演者
藤谷美紀
要潤
石原良純
北原奈々子 ほか
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原作脚本
【脚本】大久保昌一良
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監督・演出
【演出】小池唯一