「新・愛の嵐」 #25 #26

-
時代や運命に翻弄されながら身分の差を越えて純愛を貫く男女の物語【全65話】
-
番組内容
昭和2年、甲州の大地主・三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかるは、父・伝衛門が横浜から連れてきた孤児で使用人の鳥居猛にやがて惹かれていく。しかし戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせてゆく…。
-
あらすじ
【#25】
小作人たちの借金を肩代わりしようとする伝衛門に、勇作が元金のみの返済でいいときりだす。訝しく思いながらも、伝衛門は借金を全て清算。勇作はさらに、返済金の半分を新事業へのはなむけとして差し出す。恐ろしくなったひかるはそれを叩き返す。船の買い付けのため、伝衛門は猛とともに横浜へ出かける。文彦は朝帰りのあげく、伝衛門の事業にケチをつける。その日、勇作が陸軍中佐岩原を連れてひかるに会いにくる。
-
あらすじ2
大陸へ出発する甲府の連隊の壮行会で、ひかるにバイオリンを弾いてほしいという。ひかるは承諾。二日後の夜、壮行会が開かれる勇作の旅館へ一人で出かけていく。
-
あらすじ3
【#26】
勇作からバイオリンの演奏を頼まれたひかるは、単身大河原旅館へ出かけていく。そして、乱痴気騒ぎになっている軍隊の壮行会に顔を出し、「菩提樹」を演奏し岩原中佐はひかるに軍刀を突きつけ、軍歌を演奏するよう命令。ひかるは従わず、「菩提樹」を弾き始める。その音色の美しさに将校たちは心を奪われ、啜り泣きさえ漏れる。演奏を終え帰ろうとしたひかるを静子が引きとめ、勇作との仲を取り持とうとする。
-
あらすじ4
身の危険を感じたひかるは旅館を飛び出す。翌朝、横浜から猛が急ぎ帰宅。勇作に、ひかるは自分が守ってみせる、と宣言する。
-
出演者
藤谷美紀
要潤
石原良純
北原奈々子 ほか
-
原作脚本
【脚本】田部俊行
-
監督・演出
【演出】島崎敏樹