国境を越え異国の地で挑戦する
アジアの人々の姿を描くドキュメンタリー。
舞台はプーチン大統領の大号令のもと、近年開発が
加速するロシア・極東地域。
隣国から富を求めて押し寄せる“渡り鳥農民”と呼ばれる
中国人と、それを迎え撃つロシア人農民を同時密着取材。
各国が勝者たらんとする国際社会で
日本が飲み込まれずに生き抜くヒントを探る。
国境を越え異国の地で挑戦する
アジアの人々の姿を描くドキュメンタリー。
舞台はプーチン大統領の大号令のもと、近年開発が
加速するロシア・極東地域。
隣国から富を求めて押し寄せる“渡り鳥農民”と呼ばれる
中国人と、それを迎え撃つロシア人農民を同時密着取材。
各国が勝者たらんとする国際社会で
日本が飲み込まれずに生き抜くヒントを探る。
島よしのり
鈴木理加
(テレビ大阪アナウンサー)
ロシア極東・ウラジオストク近郊のガレンキ村は
中国との国境に近い小さな農村だ。
ソ連邦崩壊以降、広大な農地が放置されたままで、
世界の食糧情勢が争奪戦の様相を呈する中、
周辺諸国がそうした農地の獲得合戦を繰り広げている。
日本も従来の北米などに代わる安定的供給地として
この周辺地域に注目し大豆の現地生産の検討を始めた。
しかし、そこには既に深々と根を下ろし成果をあげる容易ならざる“先客”がいた。
手をつける者がいなかったこの地に、富を求めて隣国から国境を越えて飛んできた渡り鳥農民たちが
文字通り“住みつき”農業に従事しているのだ。
劣悪な環境などものともせず、それぞれの希望や事情を抱えて国境を越えてきた人々をまとめるのは
農場主の孫勇さん、40歳と若いながらも異国での農業で成功した青年実業家だ。
そんな渡り鳥たちのやり方を現地の人々は苦々しい思いを募らせ…
成熟した経済大国 日本にはもはや外国やそこに生きる人々から学ぶべきものはないのでしょうか?
かつて Japan as No.1 ともてはやされた繁栄の時代から日本を取り巻く環境や立場は大きく様変わりしました。
島国に生きる日本人にとって馴染みの薄い国境は挑戦する人々の行きかう場所です。
それを超えていく勇気ある人々の姿を伝えるこの番組が
日本が新たな自信と豊かさを手にするきっかけになればと思うのです。