知花くらら
知花くらら
2013年1月1日より制作・放送している「ニッポン無名偉人伝」。 第5回目となる今回は、およそ100年前ハワイで暮らす日本人の人権を守るために闘った新聞人牧野金三郎の足跡を知花くららが辿ります。
敵地ハワイで日米開戦を伝えた邦字新聞創設者 牧野フレッド金三郎 (1877−1953/享年76)
ハワイ報知"/>
1941年12月8日、日本軍の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まりました。
日米開戦…それはハワイに住む日系人の苦悩の始まりでもありました。
そんな日系人の心の拠り所となったのが…
日本語日刊新聞「ハワイ報知」。 創刊者の牧野金三郎は、攻撃を受けた翌日も新聞を発行しました。
そして、こう綴ったのです…
“国籍人種を問わず、ハワイの住人は米国に忠誠を誓う”
「差別」「スパイ容疑」「激戦地への出兵」… 思いも寄らぬ祖国からの攻撃を受け、窮地に立たされた日系人。戦後70年を
迎える2015年。多くの日系人に“勇気”と“日本人の魂”を示し続けた、
偉大なる名もなき新聞人の人生に迫ります。
プロデューサーから一言:ハワイといえば、日本人にとって憧れの観光地、楽園的なイメージがありますが…そんなハワイと日本の間には暗い過去がありました。「差別」「スパイ容疑」「祖国からの攻撃」…数々の日系人の苦悩の歴史がありました。
もしその時、一人の日本人が立ち上がっていなければ…日本とハワイとの関係は今とは全く違ったものになっていたかも知れません。戦後70年を迎えるにあたり、今一度、戦争の悲惨さを考えるきっかけに、そして、ちょっと意外な日本とハワイの歴史を知るきっかけになれば幸いです。

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