一時、ヘジュピクチャーズのホープだったが、あることをきっかけに長年脇役女優として転々とすることになる。
友達のユギョンが捨てた赤ん坊と母親を自分の家族として引き受け、彼女たちを守りながら自分自身の傷をも癒す。
26歳の時の彼女の唯一の希望は家族を持つことだった。
施設で育ち、辛いことがある度に母親に慰めてもらうように、偶然拾ったきれいな女優(イ・エリン)の写真を取り出し寂しくて悔しい想いをなだめる。血の涙を流すような努力の果てに、仕事と愛情を手に入れた時、ユギョンが現れる…。
驚くべき集中力と冷徹な決断力、どんな状況でも引き受けたことをキチンとやり遂げる冷静さのうしろに深い傷を隠している。
財閥家の息子で運命的悲劇の主人公。
お金のために人生が狂ってしまった母親と腹違いの兄に対する憐憫と愛情で苦しんでいる間、愛するユギョンまでお金のために自分を誘惑したということを知って絶望する。
ジョンウンとは古くからの親友だったが、ひどい悪縁関係になる。
実力と美貌を兼ね備えているが、知的で優雅なほほ笑みの後ろに氷のような冷たさを持つ。
初めは単純に誘惑しただけだったが、本当に愛した男・ヨンジョと、自身の悪縁であるジョンウンが仲良く幸せに暮らしていることを目の当たりにする。
彼らをまた独り占めしたい。
もともと私のものだったのだから…。
映画界で最も悪人の父親でさえも尊敬している。
父親が敵とする家の息子であるヨンジョとも深い友情を築く。
撮影現場で出会ったジョンウンを気にいり、誠心誠意を尽くすがくだらないケンカ別れをしてしまう。
数ヶ月後偶然会ったジョンウンが、その間母親になっていたと知り、背を向けるが、仕事をしているジョンウンを見るたびに哀れに思う。
愛想なくふるまうように見えても、人知れず支える。長い間無名女優としてジョンウンがスターへの階段を上っていく様子を喜びながら見守る。
しかし、そんなジョンウンは親友・ヨンジョを愛していることを知る。