第456回「明・清朝の皇帝陵墓群<9>」
~茂陵の美しい瑠璃瓦~

2017年6月22日(木)放送

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第9代皇帝・成化帝の陵墓「茂陵」の屋根に用いるのは、 皇帝だけに許された黄色い瓦。十三陵の瓦は紫禁城と同じ最高級の瑠璃瓦だ。造形は多くの場合手作業で行われ、鉄、銅、マンガン、コバルトなどの釉を用いて色とりどりの瑠璃瓦が作られていった。瓦の色は古来の思想によって、それぞれ意味を持つものである。

第455回「明・清朝の皇帝陵墓群<8>」
~成化帝の物語~

2017年6月15日(木)放送

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今世紀、およそ230年ぶりの大修復が行われ、絢爛たる姿で甦った「茂陵」。明の第9代皇帝・成化帝の陵墓だ。不遇な少年時代を過ごした成化帝を3歳の時から世話し、守り続けたのは17歳年上の宮女だった。後の名を万貴妃と呼ぶ。成化帝の寵愛を一身に受け後宮で絶大な権勢を誇った万貴妃。彼女は嫉妬深く、成化帝の妃たちが身ごもると、陰謀をめぐらし、母や子を葬ったという。

第454回「明・清朝の皇帝陵墓群<7>」
~二度皇帝になった英宗~

2017年6月8日(木)放送

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北京市の北にある天寿山には、明王朝の13人の皇帝が眠っている。陵墓のひとつ「裕陵」に葬られているのは明の英宗。この皇帝には、正統帝、天順帝という2つの呼び名がある。2度、皇帝に即位したからである。土木の変でモンゴルに敗れ捕虜となった英宗は、その7年後クーデターを起こし皇帝へと返り咲き、崩御するまで君臨し続けたのであった。

第453回「明・清朝の皇帝陵墓群<6>」
~皇帝たちの物語~

2017年6月1日(木)放送

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北京市中心部から北におよそ50キロ。ここには明王朝の第9代皇帝・成化帝の墓、「茂陵」がある。茂陵は今世紀に入り、歴史的な大修復が行われた。殆ど原型をとどめていなかった建築を復元。色鮮やかな瑠璃瓦を吹き、往時の壮麗なる姿を現代に甦らせた。今回の旅は、ここに眠る皇帝たちの物語を紐解いていこう。

第452回「九寨溝<13>」
~五花海の下流にある絶景~

2017年5月25日(木)放送

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東西2つのルートのうち、西のルートを北へと下っていく旅もいよいよ終盤。激しかった水の流れは、やがて静かな湖へと流れこむ。さざなみひとつ立てぬ「鏡海」。さらにその先に見えてくるのは豪快な滝「諾日朗瀑布」。ダイナミックな水の躍動と、静けさが共存する場所。それが九寨溝である。

第451回「九寨溝<12>」
~五花海の水源を探る~

2017年5月18日(木)放送

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冬でも凍てつかず、干ばつでも干上がることがない、不思議の湖「五花海」。その秘密は、湖底から吹き出す“湧き水”だった。だがこの水は、一体どこから来るのか。九寨溝の東のルートにある「長海」。実はこの湖は、水が流れ出す場所がない。長海と五花海は20キロ離れているが、もしかして地下で繋がっているのではないか。

第450回「九寨溝<11>」
~枯れることのない五花海の謎~

2017年5月11日(木)放送

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南から北へと流れる逆さY字型の九寨溝は、東西2つの水源に端を発している。西の水源から北へ進んでいくと、「五花海」という湖がある。この五花海は、奇妙なことに、冬でも凍りつくことがなく、旱魃の際にも豊かな水を湛えていたという。その謎を探るべく、四川省の地質調査隊とともに、五花海の湖底へ潜った。

第449回「九寨溝<10>」
~世にも美しき水の絶景~

2017年5月4日(木)放送

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四川省北部にある岷山山脈。4000メートル級の山が連なるこの地には、世にも美しき水の絶景がある。108つの湖からなる九寨溝である。九寨溝は岷山山脈の2つの水源から北へ流れ、それが途中で交わる、逆さY字型をしている。今回は西のルートをたどる旅。世界自然遺産「九寨溝」。

第448回「登封・少林寺<4>」
~少林寺~

2017年4月27日(木)放送

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嵩山の麓にある遺産の対象となった建築物のうち、最も有名なのは「少林寺」であろう。5世紀末に作られた嵩山少林寺。527年、一人の僧がインドからこの地へやって来る。誰あろう、達磨大師である。達磨は洞窟で座禅を組み、悟りを得た後、禅宗を開いた。少林寺は禅宗発祥の地とされている。一説に、拳法を少林寺に伝えたのも達磨といわれるが、これは伝説の域を出ない。

第447回「登封・少林寺<3>」
~もう一つの天文観測所~

2017年4月20日(木)放送

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周公旦が「天地の中心」を知るために作った「周公測景台」から20メートルほどの場所に、「観星台」というもう一つの天文台がある。元王朝時代の1279年に作られた。これを作ったのは、天文学者の郭守敬。彼は中国全土に観測所を設け、1年の長さを365.2425日と計算した。現代の科学的な計測との誤差は何とわずか26秒であった。