第400回「西逓・宏村<16>」
~彫刻の傑作「三絶」~

2017年7月27日(木)放送

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宏村がある地方の建築様式、徽派建築の傑作とされる、「承志堂」。徽派建築の彫刻は、石、レンガ、木彫の三種からなり、その見事さは世に「三絶(さんぜつ)」と呼ばれている。その中でも圧巻なのが木彫である。20人の職人が4年の歳月をかけて完成させたもので、およそ5キロもの金箔が施されている。

第399回「西逓・宏村<15>」
~贅を尽くした宏村の建築~

2017年7月20日(木)放送

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宏村出身の大商人、汪定貴(おうていき)の邸宅「承志堂」は清王朝末期の1855年頃に建てられた。宏村で最も豪奢な古民家であり、保存状態も良い。面積は2100平方メートルで、建物は合計7つ。様々な用途に合わせて部屋が分かれており、部屋数は実に60を数える。「承志堂」は安徽省の民家建築の最高傑作と呼ばれている。

第398回「西逓・宏村<14>」
~祖先を祀る西逓の人々~

2017年7月13日(木)放送

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西逓の民のルーツは、唐王朝の皇帝の子である胡昌翼(こしょうよく)と言われている。西逓にある厳かで重厚な雰囲気を漂わせた「敬愛堂」には、胡氏一族の祖先が祀られている。千年昔の皇帝の落し胤、胡昌翼の物語を一族は今も忘れることはない。優れた人物を数多く輩出し、中国全土で活躍してきた、この村の出身者たち。彼らは固い絆で結ばれている。

第397回「西逓・宏村<13>」
~皇帝の落胤伝説が残る村落~

2017年7月6日(木)放送

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唐王朝末期、第19代皇帝・昭宗は反乱相次ぐ都・長安を逃れた。その道中、后がひとりの男児を出産した。赤ん坊は安徽出身の役人によって彼の故郷で密かに育てられ、「胡」という姓を与えられた。昭宗はその後暗殺され、907年唐王朝は滅亡。戦乱の中で生まれた皇帝の落し胤。そんな伝説の残る、奇跡の村落がある。物語は終わらない。世界文化遺産「西逓(せいてい)・宏村」。

第457回「明・清朝の皇帝陵墓群<10>」
~芸術が花開いた成化帝の時代~

2017年6月29日(木)放送

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成化年間は明王朝で最も文化が花開いた時期である。陶磁器で有名な景徳鎮では、傑作が次々と生み出された。陶磁器の世界では今でも、「明は成化を見よ、清は雍正を見よ」といわれる。皇帝の陵墓の地下には、まだ多くの宝物が眠っている。いつか日の目を見ることはあるのだろうか。

第456回「明・清朝の皇帝陵墓群<9>」
~茂陵の美しい瑠璃瓦~

2017年6月22日(木)放送

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第9代皇帝・成化帝の陵墓「茂陵」の屋根に用いるのは、 皇帝だけに許された黄色い瓦。十三陵の瓦は紫禁城と同じ最高級の瑠璃瓦だ。造形は多くの場合手作業で行われ、鉄、銅、マンガン、コバルトなどの釉を用いて色とりどりの瑠璃瓦が作られていった。瓦の色は古来の思想によって、それぞれ意味を持つものである。

第455回「明・清朝の皇帝陵墓群<8>」
~成化帝の物語~

2017年6月15日(木)放送

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今世紀、およそ230年ぶりの大修復が行われ、絢爛たる姿で甦った「茂陵」。明の第9代皇帝・成化帝の陵墓だ。不遇な少年時代を過ごした成化帝を3歳の時から世話し、守り続けたのは17歳年上の宮女だった。後の名を万貴妃と呼ぶ。成化帝の寵愛を一身に受け後宮で絶大な権勢を誇った万貴妃。彼女は嫉妬深く、成化帝の妃たちが身ごもると、陰謀をめぐらし、母や子を葬ったという。

第454回「明・清朝の皇帝陵墓群<7>」
~二度皇帝になった英宗~

2017年6月8日(木)放送

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北京市の北にある天寿山には、明王朝の13人の皇帝が眠っている。陵墓のひとつ「裕陵」に葬られているのは明の英宗。この皇帝には、正統帝、天順帝という2つの呼び名がある。2度、皇帝に即位したからである。土木の変でモンゴルに敗れ捕虜となった英宗は、その7年後クーデターを起こし皇帝へと返り咲き、崩御するまで君臨し続けたのであった。

第453回「明・清朝の皇帝陵墓群<6>」
~皇帝たちの物語~

2017年6月1日(木)放送

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北京市中心部から北におよそ50キロ。ここには明王朝の第9代皇帝・成化帝の墓、「茂陵」がある。茂陵は今世紀に入り、歴史的な大修復が行われた。殆ど原型をとどめていなかった建築を復元。色鮮やかな瑠璃瓦を吹き、往時の壮麗なる姿を現代に甦らせた。今回の旅は、ここに眠る皇帝たちの物語を紐解いていこう。

第452回「九寨溝<13>」
~五花海の下流にある絶景~

2017年5月25日(木)放送

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東西2つのルートのうち、西のルートを北へと下っていく旅もいよいよ終盤。激しかった水の流れは、やがて静かな湖へと流れこむ。さざなみひとつ立てぬ「鏡海」。さらにその先に見えてくるのは豪快な滝「諾日朗瀑布」。ダイナミックな水の躍動と、静けさが共存する場所。それが九寨溝である。