諏訪に足を踏み入れた黄門さま一行の耳に響くお諏訪太鼓の音。病床の藩主の恢復を願う侍は謹慎中の身。実権を握る家老が世継ぎを巡る騒動の中、正義に燃える若侍達を弾圧。だがその若侍達の危機を救う白頭巾の正体は。義憤に燃えた黄門さまが、罠の仕組まれた磔の刑場に乗り込んだ時、玄竜一味の襲撃に現れたのは三人の白頭巾！
＜第148話＞
病気の娘を抱えた男はかって高崎一の料亭の娘と駆け落ちした相手。娘は死に、子供を親許に返す道中という。子供を連れ戻すと引き受けた黄門さま達が無事料亭に着いたのも束の間、今度は弥七が同じ話で娘を連れて来たから一同びっくり。果たしてどちらが本物か。細腕で料亭を守る後妻の女将を助けて、子供達を幸せに導く白洲の土壇場。
＜第149話＞
霊験あらたかな観音様をお守りする美しい尼僧の祈祷で小判がざくざく。色と欲の皮をつっぱらせた俄か信者で大評判。代官と手を結ぶ悪玉庄屋が飛猿・お銀を使って農民の為に直訴を決意した善玉庄屋の家から神君家康公お手書きの色紙を盗み出す。企みを知った黄門さま、お梅を中国の女祈祷師に仕立て、尼僧とともに占い合戦で悪退治。
＜第146話＞
宇都宮で一行が出逢った酔っ払いはなんと飛騨の工。その息子は阿彌陀堂改修の棟梁だが、親父は何故か酒浸りの毎日。藩主の弟が仕切る工事にほくそ笑む家老。工事の裏にいわくがあると睨んだ黄門さまが聞き出す改修の秘密。玄竜一味もつけ込む罠に閉じ込められた黄門さま達。恐怖のからくり吊り天井が黄門さまの頭上に迫る危機一髪！
＜第147話＞
天明鋳物で知られる佐野の城下で、お微行で領内を視察する藩主に斬りかかった初老の男は鋳物の名人。息子を無礼討ちにされた恨みに燃えるが、危ないところを助三郎と弥七に救われた。だが藩主にはそんな覚えがない。裏で藩主の名を騙る悪の企みを浮かび上がらせ、伝統の鋳物を復活させる八木節に乗せた悪人退治のひと騒動。
小山へ向かう道中で一行が知り合った何故か憎めぬ旅烏。結城袖の織物問屋の若旦那に織物職人の娘が惚れ込まれて玉の輿。その娘こそ旅烏の実の妹。競争相手の問屋が悪人を使って婚礼をぶち壊し、商いを乗っ取る悪企み。旅烏が妹の過去の秘密を守り、花嫁衣裳を着せようと命を張る姿に感動した黄門さま、ひと肌脱いだ大騒動。
＜第143話＞
海賊達の手から救い出した清国使節侍女麗花を伴って平戸藩の危急を救う旅に出た黄門さま。将軍綱吉の許しを得て柳沢吉保の動きを牽制しつつの世直し旅。そうはさせまいとする海賊一味の襲撃に爆破寸前の危機。好色な代官をそそのかして黄門さま一行を闇に葬ろうとする一味のやり口に黄門さまの怒りが爆発。前途多難な旅の行く末に待つものは？
＜第144話＞
武州粕壁の宿を牛耳る鼻つまみ者の兄弟やくざ。その兄弟が代官と結託して狙う溜め池の利権。生命の水ともいえる池を守ろうとして嫌がらせに耐える農民達。農民の為に手を貸そうと立ち上がった黄門さまに襲いかかる海賊一味。捕えられたお銀と飛猿を救い出す為、罠の仕掛けられた宿場の広場に乗り込む黄門さま一行、捨て身の大逆転！
