西山荘に戻った黄門さまは、格さんの縁談話に頭を痛める以外は平穏無事な日々。その頃江戸では老中柳沢吉保に面会するいわくあり気な清国使節団。だがその正体は密貿易で私腹を肥やそうとする平戸藩家老と結ぶ海賊団。生命を賭けた有為の士の報せで平戸藩の危急を知った黄門さま、捕らえられた本物の清国使節団を救う為、平戸へ旅立つ決心を。
弥七らの活躍で米俵崩しの罠から逃れた黄門さまと偽黄門さま一行。逆に揺さぶりをかけて助三郎ら囚われの人々を救出に成功。事件の背後に浮かび上がる黒幕・柳沢吉保の不敵な笑み。解決の為、舞台を江戸に移して大坂城代側用人と蔵元の企みを砕くと同時に、江戸城に乗り込んで上様の目の前で柳沢と対決。ひと際鮮やかな大団円。
大坂へ向かう途中、助三郎とお銀が助けた若侍姿の武家娘。浮かび上がる蔵元と大坂城代側用人の黒い企み。大名家の財政危機につけ込む悪計に、津山藩の命運も瀬戸際に。行方不明の許婚を心配する武家娘を心配した助三郎は火中の栗を拾う為、敵の手に。黄門さまと間違えられた旅役者を利用した黄門さまの作戦に、米倉崩壊の罠が迫る。
鯛で名高い明石城下で、一行が出逢った微行の若殿。驚いた事に格之進と瓜ふたつ。だがその若殿が世継ぎ争いの陰謀から毒矢で射られて危篤状態に。若殿を守る城代家老一派と対立する江戸家老。城代側に頼まれて身代りとなった格之進だが、若殿の許婚の姫君に正体を見破られた。飛猿お銀と敵方の忍びの血闘に黄門さま出馬の大詰め。
＜第137話＞
播州竜野の城下で八兵衛が知り合った活きのいい奥女中風の娘の正体は、なんと城を抜け出したお姫様だった。その姫が見た、そうめん問屋の娘に横恋慕する家老の息子の横暴振り。父親の国家老も息子に劣らず強欲非道。怒りに燃える姫を助けて黄門さま、婚礼の席の土壇場で悪一味を一掃。名物そうめんの味を守って大奮闘。
＜第138話＞
姫路の城下で黄門さま一行が出会った健気な宿屋の娘。父親は賭場通いで母親は占いに凝り、商売は娘が細腕で支えている。その娘を狙う好色な奉行と宿取り潰しを企てる商売敵と悪者が使うインチキ占い師に対抗して黄門さまもにわか易者に大変身。お銀飛猿も協力しての占い合戦。悪人一味をこてんぱんに百発百中の八卦見作戦。
