<第909話>
世間知らずの殿様が今日も領内をお忍びで領内視察。だが領民達は家来のお膳立てに従わされて昼食もロクに食べられぬ始末。郡山二万石乗っ取りを計る家老と先殿の愛妾にハメられた殿様、危ない所を黄門さま一行に救われる。殿様の純な心に触れた一行、自ら手助けを買って出て、見事に郡山の悪の根を断ち切る。
<第910話>
御用金輸送隊を賊の手から救った黄門さま一行。隊の中に内通者がいると見て密かに探索。恩人、白石屋の娘を救うべく賊と手を結んだ弥七とお新、黄門さまとひと芝居打って黒幕を探り出そうとする。賊とともに御用金強奪に成功した時、姿をみせた黒幕の正体は意外にも輸送隊の代官。駆けつけた黄門さま一行、無事に御用金を取り戻す。
<第907話>
私財を投げうって、百姓達と共に用水路の補強工事を完成させる代官。しかし、彼を失脚させるため、国家老と蔵奉行は、藩御用両替屋とつるみ、両替屋押込み蔵破りの濡れ衣をきせる。代官が年貢米上納金を担保として両替屋から金を借りていたことを利用したのだ。黄門さま一行の活躍で代官の無実が判明。しかし、その報遅く…。
<第908話>
米どころ会津の酒がなぜまずくなったのか?造り酒屋の主人小原庄助、なぜ身上をつぶしたのか?造り酒屋笠屋と悪代官は、私腹を肥やすために酒に租税をかけ、庄助を罠にかけ、ゆすり、まずい酒を造らせる。庄助の娘と杜氏はひそかに山小屋でうまい酒を密造。黄門さま一行の働きにより、会津にうまい酒が帰ってきた。
<第905話>
弥七が助けた身投げ女は廻船問屋の若妻。この女こそ、弥七の昔の頭の娘。近頃、仙台の城下町を荒らしている盗賊は、その頭を裏切って殺した男。弥七の赤い風車の手裏剣を利用して弥七をおとしいれる。おまけに、若妻の出生の秘密の臍の緒書を持って脅迫していた。黄門さま一行は盗賊の一団となりすまし罠にかけて大活躍。
<第906話>
旅の若侍が黒装束の一味の手によって殺された。残された骨箱。「剣かたばみ」の印籠。この若侍はいったい何者か。助三郎はこの若侍になりすまし、鎌先へ…。木地椀作りの家には眼の不自由な若侍の妹。骨壷の中は砂金。蔵奉行が若侍に罠をかけ、砂金盗賊の犯人に仕立て、己の罪を着せかけたのだ。娘の眼は全快。黄門さまの登場。
<第903話>
田村藩伝来の家宝天九郎の槍にいたく執心な老中は、それが自分の手に入らない事を不快に思い、甲賀忍者を隠密として送り、田村藩取りつぶしを企てる。百姓達は餓死寸前。大庄屋の家族を人質にとり、米倉を焼き討ちする計画。黄門さま一行は、盗賊の一団となりすまし甲賀者と近づき大活躍。藩は元通りとなり、百姓達も大喜び。
<第904話>
父の仇の策略により、無実の罪をきせられた浪人。仇討免状を持って石巻へ来るその妹。昔、その浪人の家に奉公していた「くじら屋」の女将の伜、吟味役は、仇討免状の再吟味のために兄妹を牢に。が仇一味が牢内で兄妹の暗殺を計画。吟味役と女将はやむなく牢破り。黄門さま一行の働きにより、見事仇討本懐を遂げる兄と妹。
<第901話>
高価な南部釜に代わる廉価な生活用具を作りたい、と親方と喧嘩別れした弟子は、藩の禁制を破ってまでも願いを成就。その出来ばえに親方は己が非を認める。だが腹黒い吟味役と町役人との謀略で牢につながれる。そして、年に一度の上覧の日…。悪人を懲らしめ正直者を救う黄門さま一行の大活躍。
<第902話>
百姓たちの手で、川の流れを変え、肥沃な土地をふやそうと南蛮式の機械で測量をする武家娘。それを助ける浪人。私利私欲の為に商人と結託して武家娘に圧力をかける城代家老。黄門さまは城へ乗り込み、武家娘の志を叶えさせる。そして浪人と武家娘を一緒にさせ娘の家の再興をとりはからう。