<第899話>
村人三十余名が一斉に蒸発!?村人をさらったのは鉄砲、槍、居合抜、等に超一流の腕を誇る七人の男たちだった。すでに他界している町奉行を呼び出す。黄門さまは自ら山の湯治場に足を踏み入れる。恐怖に怯える村人たちを救うため、七人の強敵を一人一人うちたおしていく黄門さま一行の手に汗にぎる大活躍。
<第900話>
人もうらやむほど仲の良い父と娘、その父が何者かに殺された。村人のほとんどが木地師である。それが山の木を切ってはならぬという奉行所からの達し。全ては私腹を肥やさんとする郡奉行と村役人との謀略だ。怒りに燃えた娘は敵討ちを決意、格之進に剣の手ほどきを受ける。そして本願成就。十和田湖は今も波静かであった。
<第897話>
太鼓づくりの老舗・烏帽子屋は悪人にからまれている。持ち山を譲れというのだ。悪人の背後には代官所がついている。そこへブラリと現われる一人の男。その男と夫との間で苦しむ烏帽子屋の若女房。代官は窮地のあまり黄門さまの命を奪おうとするが…。男と女、親と子のもつれた糸をときほぐす黄門さま一行の大活躍。
<第898話>
将軍家献上の馬を育てることに異常な熱意を抱く母と息子。三年前献上馬が毒殺された。その時の御馬奉行であった夫はその責任をとって切腹。だが毒殺の裏には汚い企みが…。保身のために暗躍する馬主、代官、御馬奉行。そして、敵討ち。けなげな母子を救う、黄門さま一行の大活躍。
<第895話>
壮大な秋田杉の林の中で一人の百姓が殺される。秋田藩の支藩大館藩の領主の留守をいい事に御本家の重役が借財返済の為勝手に伐採する企みを知られたからだ。その場に居合わせた曲わっぱ作りに精を出す下級武士、恋仲のマタギの娘も命を狙われる。己の欲を満さんばかりに人の命も顧みぬ極悪人に黄門さまの怒りの杖が闇を裂く。
<第896話>
黄門さまが川に落ち、村の少年とその姉に助けてもらう。この村、隣村との仲が大そう悪い。黄門さまが間を取りまとめようと骨を折る。ところが双方の村に山目付けが嫌がらせをし、互いに村を壊滅させようと企んでいた事が発覚。いったい誰が、その目的は…黄門さま一行にも狙いの矢が向けられる。黄門さま、農家の守り神オシラ様に扮して大活躍。
<第893話>
道に迷った黄門さま一行、庄内の堅石村に辿り着くが、土地は荒れ、百姓達に生気が無い事に気が付く。郡奉行が三年前に召抱えられた時からの事だという。この奉行、小田原から来ている姉弟の敵討の相手でもある。いったいこの奉行の正体は、狙いは?城主の幼少をいい事に、私利私欲を貪ぼる重役衆を裁く黄門さまの鞭が冴える。
<第894話>
秋田の湊町。黄門さま一行、行列に出逢うが何と藩が借財を重ねている大商人の行列であった。その行列の中の家老を狙撃しようとした一人の若者がいる。かつて勘定役で切腹させられた父を持ち、兄は牢に入れられているのである。その兄の嫁を家老と大商人は慰み者にしようと企むが、黄門さま一行、秋田名物なまはげに扮して大活躍。
<第891話>
山形城下一の米問屋北野屋。ところがここの若旦那、商売そっちのけで、毎日剣術に明けくれている。だがちっとも強くない。財力に眼をつけている道場主や浪人達におだてられているだけ。家老までもが私腹を肥やそうと何やら道場主と企む。黄門さま一行も若旦那を更生させようと乗り出すが、はた又一騒動。
<第892話>
紅花の名所天童。黄門さま一行、船に乗って売られていく百姓の娘を助けるのだが事はうまく運ばない。美しい紅花の背後には厳しい年貢の取り立てと少女達の血の滲むような苦労が…。それもこの天童藩、莫大な借財を抱えていたのだ。ところがその背後で藩主を欺き、商人と手を組み私腹を肥やそうとする悪い奴。黄門さま、若さ撥刺の大活躍。