<第552話>
黒田家福岡藩に不審な動きのあることを知った黄門さまは、九州へ。一行は、小夜と米三らが、ならず者に絡まれている所へ出くわし、助三郎と格之進が二人を助けようとすると、音次郎という若い渡世人が飛び出した。だが音次郎は見かけほど腕が立たず、助三郎たちがならず者を蹴散らした。やがて一行は、博多で採れた銅が清国との密貿易に使われていることを突き止める…!
<第553話>
江戸の水戸藩上屋敷では黄門さまの孫、菊千代の成長を祝う儀式が行われた。久しぶりに江戸へ出た助三郎と格之進は祭りでにぎわう湯島天神へ足を運ぶ。そこで2人は黒覆面の男たちに襲われていた松姫を救う。松姫は尾張大納言の娘で、将軍の養女となり、加賀藩の若殿との縁談が進んでいた。覆面の男たちをお娟が追うと、一行は加賀藩の下屋敷に逃げ込んで行き…。
<第550話>
黄門さま一行は広島へ。一行は愛想がよく元気な女将、お京が切り盛りをする旅籠「梅屋」に宿泊する。黄門さまはお京を見て、どこかで見た顔だが思い出せない。その頃、広島城の蔵に盗賊が入り、大金を盗まれる事件が起きていた。勘定方組頭、冬木順之助らが懸命な捜査を続けていた。一方、黄門さまはお京がかつて、七化けのお京と呼ばれた大盗人だったことを思い出す…!
<第551話>
黒田家福岡藩に不審な動きのあることを知った黄門さまは、九州へ。一行は、小夜と米三らが、ならず者に絡まれている所へ出くわし、助三郎と格之進が二人を助けようとすると、音次郎という若い渡世人が飛び出した。だが音次郎は見かけほど腕が立たず、助三郎たちがならず者を蹴散らした。やがて一行は、博多で採れた銅が清国との密貿易に使われていることを突き止める…!
<第548話>
黄門さま一行は三原に着いた。一行はアキが親しくなった少年、新吾とその父親、源二郎と知り合った。源二郎は才能はあるが世渡りが下手な下級武士。今は、港の改修のために知恵を絞っている。父子は寺子屋の師匠、志津と助け合って生活している。
<第549話>
助三郎、格之進たちとはぐれた黄門さまは、徳次郎という人形作りの職人と知り合い、一緒に三次に到着する。徳次郎はかつて殿様の大切な人形の管理を任されていたのだが、五年前に人形が紛失してしまい、しばらく三次を離れていた。しかし、娘のお美代に孫が生まれたことを知り、帰って来たのだったが…!
<第546話>
黄門さま一行は備中松山へ。一行は茶店で殺生山という無気味な山があることを知る。猟師や木こりは山の仕事ができず困っていた。また、助三郎はこの町で剣術の師匠と再会できることを楽しみにしていた。しかし、師はすでにこの世に亡く、娘の香織と、その夫和馬が一行を迎える。和馬は代官所の元締めをしているというが、何かを隠したような態度で、黄門さまは不審に思う…。
<第547話>
黄門さま一行は福山へ。のどかで平和そうな景色をながめながら、一行が茶店で休んでいると、庄屋の善太郎と四人の農民がやってきた。緊迫した様子の善太郎たちだったが、善太郎は四人と別れて先へ進んだ。その後役人がやって来て、残された四人と言い争っている。黄門さまは福山でただならぬ事態が起きていることを感じるのだった…。
<第544話>
黄門さま一行は龍野へ。一行はそうめん問屋の善兵衛とその職人たちが悪人の白塚屋三造一家に嫌がらせを受けていることを知る。三造は善兵衛の作業場を立ち退かせて、賭博場を開きたいと企んでいる。奉行の水野六郎左衛門は三造と手を結んでおり、善兵衛の訴えを聞こうともしない。そこへ食いつめた旅役者三人がやって来る。
<第545話>
黄門さま一行は岡山へ。一行は名人の刀匠、美好時定の家に投宿することになった。時定の息子、正之助とその弟、寅之助も刀鍛冶だったが、真面目な兄に対して、寅之助は腕はいいのだが、酒におぼれ仕事に熱が入らない。正之助と寅之助は、競って若殿様の守り刀を鍛えている。二刀のうち、守り刀に選ばれた方を作った者が、次の時定を継ぐことになっていた…。